今回は、ハワイをはじめ、アメリカに旅行や出張で行く予定のある方にとって、気になるニュースです。米国税関・国境警備局(CBP)は、2025年9月30日からESTA(電子渡航認証システム)の手数料を$21$から40に引き上げることを発表しました。
今回の値上げは、2025年7月4日に大統領が署名して成立した包括的な法案「One Big Beautiful Bill Act(HR-1)」に盛り込まれた内容とのことです。
これまで 21ドルだった手数料が一気に40ドルに。なんと約90%アップということになります。ESTAが始まって以来、最大の値上げだそうです。新料金は発効日以降の申請から適用されますので、アメリカ行きを計画している方は要チェックです。
さらに気になるのは、これで終わりではない点。CBPの通知によると、この40ドルは「2025年度の最低額」。つまり、HR-1の規定によって今後は毎年インフレ率に応じて自動的に値上げされる仕組みになっています。アメリカ旅行のコストは、今後じわじわ上がっていきそうなので、今後の金額の値上げも気になるところです。
ESTAとは、世界42か国のビザ免除プログラム(VWP)参加国の国民が、アメリカに渡航する際に必要なオンライン申請システムのことです。大使館でビザを取る必要がなく、比較的簡単に渡航資格を得られる便利な仕組みです。
アメリカに行く計画がある方は、早めに申請しておくのも一つの手かもしれません。