ハワイでは住宅街や街中で、路上駐車が可能な場所もあります。こちらの記事の前半ではまず路上駐車をするにあたって必要な基本的なルールの知識をご紹介します。次に、路上駐車の標識の読み方をお伝えし、最後にパーキングメーターの使い方をご紹介します。
2022年10月現在の情報となりますこと、ご了承のほどお願いいたします。こちらの記事で提供してい情報は自己責任でご利用いただき、必ずハワイ州の法律を随時ご確認お願いいたします。
ハワイの路上駐車の注意点
ちょっとだけなら大丈夫かな、という気持ちで路上駐車をすると、違反している場合、すぐに違反切符を切られてしまいます。場所によってはレッカーされることもありますので、ルールは守って路上駐車しましょう。
私は1度だけ、ワイキキでのミーティングが長引いてしまい、レッカーをされたことがあります。ほんの10分ほどのオーバーでしたが、すぐにレッカーされたんですね。その時は、市へ払う罰金、レッカー代、レッカー先での駐車代などで合計で約$250かかったことがあります。その時はしばらく凹みました・・・(泣)。
路上駐車の基本ルール
ハワイの路上駐車に関する基本ルールですが、まずは、以下のルールをおさえましょう。
・縁石と車の距離は12インチ以上は禁止
・消火栓の前後10フィート(約3メートル)は駐車禁止
・横断報道から20フィート(約6.1メートル)以内は駐車禁止
・車道/私道の4フィート(約1.2メートル)は駐車禁止(両側)
・STOPサインから30フィート(約9.2メートル)は駐車禁止
・縁石が赤:駐車禁止
・縁石が黄:運転者が乗ったままであれば、短時間にかぎり、乗り降りや積み降ろしが許可される
・縁石が緑:時間制限はあるけれど駐車可能。駐車できる時間帯は縁石か標識で確認。
・縁石が青:障害者用車両などの指定事のみ駐車が可能。
・メーターが壊れている場合は「駐車禁止扱い」になりますのでご注意ください、
路上駐車の標識について
標識を必ず確認し、駐車に関するルールを把握してから、駐車をしましょう。ルールに従わないと、駐禁を切られたり、レッカーされてしまいますので、ご注意ください。
路上駐車は「いつでも駐車できる場所」や「駐車できる時間帯が決まっている場所」など、様々あります。路上駐車に関するルールは通常縦長の看板で表示されています。
「TOW-AWAY(レッカー移動)」という標識がある場所に路上駐車すると、レッカーされますのでご注意ください。結構容赦無くすぐにレッカーします(レッカー経験者は語る。。。)
ハワイは、メーター式の路駐の場合、大体1時間とか2時間など、駐車できる時間の上限があります。
標識の具体例1
緑の標識を見てください。こちらの路上駐車では、駐車できる上限時間は<2時間>で、<月曜日から土曜日までの午前7時から午後6時までの時間帯>でこのルールが適用されています。メーターがあるので、支払いも必要です。
例えば月曜日の日中、ここに車を停めたい場合には、2時間までしか停められなくて、メーターにもお金を入れる必要があります。
逆に日曜日やハワイ州の祝日の場合、そして平日の午後6時以降であれば、無料で駐車出来ます(メーターにお金を入れる必要がありません)。もちろん2時間という制限もありません。
標識の具体例2
この標識は「TOW-AWAY(レッカー移動)」です。レッカーされるのは月曜日と金曜日の午前8:30から午前11:30の間です。
逆をいえば、月曜日と金曜日の午前8:30から午前11:30までの時間帯を除けば、路駐することが出来ます。また、2022年10月現在、メーターはないので無料です。
ちなみに、ここはワイキキのアラワイ運河沿いなのですが、レッカーするトラックが時間になると現れて、どんどん停まっている車をレッカーしていきます。適用の曜日や時間帯は変わる可能性もありますので、駐車をする際に必ず標識をご確認ください。
余談になりますが、ワイキキのアラワイ運河沿いに駐車スペースを見つけやすい時間は、月曜日と金曜日の午前11:31です(レッカー適用時間が終わったとき)。
標識の具体例3
まずは上の赤い標識です。この標識は「TOW-AWAY(レッカー移動)」です。レッカーされるのは月曜日から金曜日の午前6:30から午前8:30の間です。土曜日、日曜日とハワイ州の祝日はレッカー移動されません。
次に、下の緑の標識です。ルールが細かくて、少しややこしいです。「月曜から金曜は午前8:30から午後6:00までの時間帯」と「土曜日の午前7:00から午後6:00までの時間帯」は1時間の駐車上限があります。また、メーターがあるので、支払いも必要です(原則、駐車できる上限時間の制限がある場合はメーターつき)。
実はこちらの記事を書きながら、私自身間違えそうになったことがありましたので共有しますね。「MON THRU FRI」と書いてあるのですが、THRUを木曜日だと勘違いしそうでした!THRUというのはきちんと書くとTHROUGHでして、「〜」のことです。なので、「MON THRU FRI」を日本語に訳すと「月曜日から金曜日まで」となります。
見慣れない言葉が出てくると、危ないですね!皆さんも念には念を押して、ダブルチェックしたりして、間違わないように気をつけましょう。
パーキングメーターの使い方
ハワイには無料の路上駐車もありますが、街中にはパーキングメーターが多いです。メーターは道路沿いや公園などにあります。メーターに入れた金額に応じて利用時間が決まる形になっています。
パーキングメーターは2種類
1)カードと現金(硬貨)が使えるメーター
2)現金(硬貨)しか使えないメーター
現金払い:1セント以外の硬貨を使うことが出来ます。
クレジットカード:マスターカードかVISAカードしか受け付けませんのでご注意ください。
パーキングメーターを使う手順
1)標識を確認しましょう。
・何時間停められるのか
・どの時間帯は停めてはいけないのか
・有料と無料の時間帯を確認(ある場合)
2)メーターにお金を入れます。
現金払い:パーキングメーターに硬貨(1セント以外)を投入。駐車時間が液晶に表示されますので、希望の時間になるまで小銭を入れます。最近はもう見かけませんが、非常に古いパーキングメーターの場合、駐車可能時間が針で表示されるデザインもあります。
カード払い:クレジットカードでの支払いの場合は、まずカードを差込み、REMOVE CARDと出たらカードを外します。時間「+TIME(追加)」と「ーTIME(マイナス)」ボタンで時間の追加とマイナスを行います。希望の時間を選択したら、OKボタンを押します。
入れた時間は、時間が経つに連れて、残りの時間が減っていきます。残り時間がゼロになると「EXPIRED」の表示が出ます。
駐車可能時間を超えないように、携帯にアラームを設定するなどして、注意をしましょう。
結構前の話になりますが、カピオラニ公園(ワイキキビーチ)横にあるメーター式の路上駐車に車を停めた時、すっかりお金を入れるのを忘れてしまい、反則金のチケットがワイパーに挟まれていたことがありました(レッカーされなくて良かった〜!)。その時は確か$35の罰金でした(小切手を郵送)。反則金の支払い命令の紙が入っていた場合には、まずはレンタカー会社へ相談してください。
標識がなくて、縁石にも色がついていない場合
ハワイでは、住宅街など、縁石に色がついていなくて、メーターもなく、路上駐車に関する標識やTOW AWAYの看板もない場合、無料で駐車できる場所である可能性が高いです。
駐車したい道の周辺をくまなくご確認ください。時には「NO PARKING」や「NO PARKING HERE TO CORNER(ここから角まで駐車禁止)」という看板が出ていることがあります。木で隠れていたり、標識が少し遠い場合、気づかないこともあるので、注意深く見てみましょう!
最後に
こちらの記事では、ハワイで路上駐車をするために必要な基本的な知識をご紹介し、路上駐車の標識の読み方とメーターの使い方をお伝えしました。レンタカーをして車でハワイ旅行を楽しまれる方のご参考になればと思います。