コロナ後、ハワイ州の観光マーケットの姿は一変しました。アメリカ国内からの旅行者が中心となり、日本をはじめアメリカ国外からの渡航者が著しく少なくなりました。そんな中、ハワイ州の各スポットの属性にも変化が起きています。
こちらの記事では2022年9月において、最も訪問者数の多かったハワイの場所をご紹介し、日本からの渡航者におけるトップ10もお伝えしたいと思います。
ハワイの観光マーケットの姿、日本からの渡航者人数
2019年のハワイにおける日本人訪問者数は160万人でした。2022年9月時点の日本からハワイへの渡航者数は11万人ほどなので、まだまだ程遠い数字。2019年同月に比べると、83%減少している状態です。
コロナ前とコロナ後のハワイ州への旅行客の属性を比較した円形グラフです。2019年9月と2022年9月を比較しています。ご覧の通り、コロナ前はアメリカ以外からの渡航者が30%を占めていましたが、現在はわずか6%です。
最も訪問者数の多かった観光スポット(2022年9月)
ハワイ州観光局は、携帯の位置情報データをもとに、ハワイ州のあらゆる場所の訪問者数を調査したそうです。以下のグラフは2022年9月の最も訪問者数が多かった場所が分かりました。
最も訪れているハワイ州の場所トップ10(2022年9月)
トップ10だけ抜粋して、日本語で記載します。ハワイ州の住民と旅行者の比率も合わせて発表されています。やはりワイキキのカラカウア通りは州内で最も訪問者数が多い場所でした。
1位 カラカウア通り(オアフ島)
56%住民、44%旅行者
2位 カイルア(オアフ島)
87%住民、23%旅行者
3位 アップカントリー・マウイ(マウイ島)
89%住民、11%旅行者
4位 チャイナタウン(オアフ島)
92%住民、8%旅行者
5位 アラモアナショッピングセンター(オアフ島)
83%、17%旅行者
6位 コオリナ・リゾート(オアフ島)
52%住民、48%旅行者
7位 カピオラニ公園(オアフ島)
72%住民、28%旅行者
8位 カパフル・アベニュー(オアフ島)
75%住民、15%旅行者
9位 ラハイナ・バイパス(マウイ島)
56%住民、%旅行者
10位 ホノルル・ウォーターシュレッド・フォレスト・リザーブ(オアフ島)
84%住民、16%旅行者
トップ10の全ての場所において、主にハワイ州に住む人々が中心に訪れている結果になりました。ハワイの住民の割合が多い原因はアメリカ国外からの旅行客による訪問が少ないからとのことです。確かにハワイ州にはたくさんの観光客が戻ってきていて、コロナ渦前よりも約20%増しで消費をしていますが、日本からの旅行者数がまだ回復していないため、トップ10の場所における旅行者の割合がまだまだ少ないと言う状況です。
日本からの渡航者が最も訪れているオアフ島の場所
気になったので、日本からの旅行客が最も行っているオアフの場所を調べてみました。やはりカラカウアはナンバーワンなのですね。トップ10だけ抜粋して、日本語で記載します。
1位 カラカウア通り
2位 アラモアナ・ショッピング・センター
3位 ロイヤル・ハワイアン・ショッピング・センター
4位 コオリナ・リゾート
5位 カピオラニ公園
6位 カイルア
7位 チャイナタウン
8位 インターナショナル・マーケット・プレイス
9位 ワイキキ・ショッピン・グプラザ
10位 カパフル・アベニュー
データの出典元
今回ご紹介したデータの出典元は以下です。
ハワイ州観光局
https://www.hawaiitourismauthority.org/research/symphony-dashboa
最後に
こちらの記事ではハワイの観光マーケットの状況と最も訪れられている場所をご紹介しました。円安物価高でまだまだハワイ旅行にいらっしゃる日本の方が少ない状態ですが、来ている方は来ています。また、以前よりも長めに滞在している方が多いようです。また、ハワイ州の観光に関連する統計やデータの発表がありましたら、記事にしたいと思います。