1946年にオープンした「パレス・サイミン」は1924年に沖縄からハワイへ移住した方がサイミン専門のレストラン。カリヒという地区にある老舗店です。
サイミンとは?
サイミンはハワイ発祥のラーメンによく似た麺料理。1900年代初頭に、プランテーション(農園)で働く日系移民の人々が日本の食べ物を懐かしんで作った麺料理が始まりだとされています。
サイミンに入れる具はお店によって違いますが、すごくシンプルなのは共通しています。Zippy’sのサイミンをみてみると、ナルト、チャーシューやネギが入っています。
サイミンの語源は中国語や沖縄語などいろいろな説がありますが、実際に何語なのかはっきりとしたことが解明されていません。
パレス・サイミンについて
記事の始めに書いたように、パレス・サイミンは1946年に創業された老舗サイミン専門店です。ハワイが州になったのは1959年ですから、ハワイ州になる前にもう営業していたんですね。歴史を感じます。
外観からして、レストランということが分からない感じ。知らなければ、入りにくいですよね。
私は知人に教えてもらい、美味しいと知っていましたし、夫と一緒だったので、躊躇せずに入ることができました(笑)。
写真には写していませんが、私たちの他に3組の方が来店していました。ローカルに人気なお店なんだ改めて思いました。
店舗情報
パレス・サイミン(Palace Saimin)
1256 N. King St. Honolulu, HI 96817
営業時間:火曜〜土曜 午前10:00〜午後8:00
「カリヒ地区」は工業地区のため、ワイキキやアラモアナのように旅行客が行くような場所ではありません。そのため、車で行くのがおすすめです。可能であれば、ローカルの友人やツーで連れて行ってもらってくださいね。
メニュー
パレス・サイミンのメニューです(2023年1月時点)。レトロな感じが素敵です!👍
私はワンタン・ミンのSサイズを頼んで十分な量だったんですが、$8.75とは良心的なお値段ですよね!ワンタンなしのシンプルなサイミンの小サイズは$6.50ですから、とってもリーズナブル。
実際にパレス・サイミンに行って、食べてみました!
私たちがパレス・サイミンを訪れたのは2023年1月27日(金)の午前11時半です。夜まで空いているこちらのお店は、ひっきりなしにサイミンを食べに来るお客さんが来ているようです。駐車場はほとんどいっぱいで、ぎりぎり停めることができた感じです。
ここで大きな注意点!
お店に近づくと、スルメを焼いているような香りがしてきます。結構強い香りで、匂いに敏感な私は正直「ここで食べられないかも」と思ったんですが、入店してから5分ぐらい経ったら気にならなくなりました。最初はびっくりしましたが、慣れるものですね!
メニューを見て、おすすめしてもらった方の情報をもとに、まずは2人ともワンタンミンにしてみました。夫はXL($11)、私はSサイズ($8.75)を頼みました。そして、看板に「BARBEQUE」と書いてあるので、看板メニューなのかなと思い、バーベキュー・スティック($3.75)も頼んでみることに。
すると、割とすぐにまずはバーベキュー・スティックが運ばれてきました。
そして、サイミンが運ばれてきました。夫は赤いチャーシューが苦手なので、無しにしてもらっていました。写真は私のワンタンミン(Sサイズ)なんですが、ワンタンが3個入っていました。夫はXLを頼んでいたので、確かワンタンが5個。
味はあっさりしていて、飽きない感じです。魚臭さみたいなのは全くなくて、お店の方に出汁のことを聞いたらお肉と海老ですと教えてくださいました。
私が食べたSサイズは十分の量でした。夫はXLを食べて、最後はきつそうでした(笑)。バーベキュー・スティックは香ばしく焼かれていて、食べ応えがある感じでした!
レシートを見てびっくり。2人で食べて$20台のレシートを久しく見ていなかったので驚きました。こうして気軽に食べられる場所があるのは本当にありがたいです。
最後に
昔ながらのサイミンが食べられる「パレス・サイミン」。タイムスリップしたような麺料理が食べられるのはとても貴重だと思いました。しかもリーズナブルな価格で気軽に食べられる。今時のハワイの人気店とは違う、独特な雰囲気が私は気に入りました。今度はサイドンを食べてみたいと思います(うどんとサイミンが両方入っているみたいです)。