アメリカ渡航が久しぶりという方も多いかと思い、2023年6月現在のESTA申請の方法についてまとめてみました。高額の手数料をとる代行業者もいるので、アメリカ政府の正規申請費用を確認し、損をしないようにしましょう!
(ご注意)この記事内の情報を利用したことにより、閲覧者の損害に対して、当ブログの筆者は一切責任を負いません。
ESTA(エスタ)とは?
ESTA(エスタ)とはアメリカのビザ免除プログラムで、90日以内のアメリカ滞在を希望する観光旅行が目的の方のための入国審査制度です。日本国籍であれば、利用することができます。
ただし、アメリカへの渡航目的が就労、留学、永住の場合はESTA(エスタ)申請の対象とならず、長期滞在が可能なビザの申請が必要です。
旅行でアメリカに渡航をする場合、出発をする前にESTA(エスタ)申請をします。申請では申請結果は申請から72時間以内に出るので、申請は出発の3日以内に済ませておきます!公式のESTA申請サイトもしくはアプリで申請が可能です。
アメリカ政府 ESTA申請 公式サイト:
https://esta.cbp.dhs.gov/
アプリからも申請が可能になりました:
iPhoneのアプリ:https://apps.apple.com/us/app/esta-mobile/id1529604353
アンドロイドのアプリ: https://play.google.com/store/apps/details?id=gov.dhs.cbp.esta
ESTAの申請費用
2023年6月現在、アメリカ入国に必要なESTA申請の申請費用は1人$22です。ドルでの支払いになります。
代行業者の場合には、これが7,000円だったり8,000円だったりしますので正規かどうかがすぐ分かるかと思います。また、申請すらしない詐欺サイトもありますので、ご注意ください。
ESTAの申請準備
ESTA申請をするにあたり、事前に準備しておくとスムーズな物や情報は以下の通りです。
・パスポート
渡航する人全員分のパスポートを手元に置いておきましょう
・パスポートの顔写真ページの画像ファイル
最初にパスポート写真をアップロードします。スマホとアプリ申請の場合はカメラで撮影することができます。
・勤務先の情報
仕事をしたことがある方は現在もしくは最後に勤務した会社の名前と住所(ローマ字)
・アメリカにおける連絡先情報
友達をたずねたりしない限り、これはホテルの名前と住所と電話番号になります(ローマ字)。
・滞在先情報
アメリカでの滞在先のホテル名、住所と電話番号(ローマ字)
・緊急連絡先
日本における緊急連絡先の名前、国と電話番号(ローマ字)
・クレジットカード
1人の申請につき$22かかりますので、クレジットカードを手元に置いておきましょう。2023年6月現在、VISA、マスター、AMEX、DISCOVER、JCB、UNION PAY、DINERS CLUBが利用できます。
ESTA申請の流れ
2023年6月13日にコンピュータ上で、実際にESTA申請をした時の流れは以下の通りでした。申請書のステップや質問は変わることもありますので、必ずご利用の申請通りにご入力ください。
あくまでも私が利用した際の流れを記載しています。
1)まずはパスポートの画像ファイルをアップロード
2)自動的にESTAのホームページが個人情報をパスポートの画像から取得してくれます。
3)パスポートの発行日(Issuance Date)、出生した都市(City of birth)と国(Country of birth)、メールアドレスなどの入力。パスポート画像の画質により、もしかすると、マニュアル入力する箇所が異なるかもしれませんので、ご了承ください。
4)他の国の国籍を持っている、あるいは持っていなかったかを回答。
5)他の名前を持っているか、他の国のパスポートを持っているか、連絡先情報(住所や電話番号など)
6)持っているSNSの情報を入力(こちらは任意でした)
7)GE/NEXUS/SENTRIのメンバーか答えます(通常はNOかなと思います)
8)両親の名前を入力
9)働いたことがあるかを入力し、就労情報を記入。
10)アメリカが他の国への渡航をするための経由地かどうかを記入。
11)アメリカにおける連絡先情報を入力。アメリカに友達や親戚、同僚がいる場合はその方の連絡先を入力しますが、通常はNameのところにホテル名、住所はホテルの住所、電話番号はホテルの電話番号を入力します。
12)Is your Address While in the U.S. same as the U.S. Point of Contact Address listed above?は自身の滞在先が上で入力したアメリカにおける連絡先情報と同じか聞かれています。同じであればYesと答えます。違う場合は、自身の滞在先の情報を入力します。
13)緊急連絡先の情報(名前、国、電話番号)を入力します。例えば、日本に住んでいる両親の情報などです。
14)審査の質問は1から9まであります。ここでNOと答えると申請が却下されるのかなと想像します。質問は犯罪履、アメリカで仕事を探す予定があるか、アメリカのビザ申請で拒否をされたことがあるか、などの質問です。
15)情報が正しいことを誓うためにCERTIFICATIONにチェック☑️を入れます。
16)最後に入力した内容を全て確認する画面に切り替わります。問題がなければ、緑の【CONFIRM & CONTINUE】ボタンをクリックしていき、最後にNEXTをクリック。
17)支払い確認画面ではPAYをクリック。
18)カード情報を入力し、支払いを完了させます。私がアクセスした時は、VISA、マスター、AMEX、DISCOVER、JCB、UNION PAY、DINERS CLUBのカードが利用できました。
記入にかかる時間
在日アメリカ大使館によりますと、ESTA申請の記入にかかる平均時間は約23分だそうです。実際に私が申請書を入力してみた際も18分と結構時間がかかりました。
申請中に英語が分からなくなったら
申請は英語なので、途中で分からなくなったなんてこともあるかと思います。そんな時は質問の文章をコピーし、Google翻訳を利用して、内容を確認しましょう!
ESTA申請、ここに注意しよう!
・手数料をとりながらも申請すらしない詐欺サイトもあるかもしれませんので、十分にご注意ください。正規のESTA申請のリンクはこちらです。↓
アメリカ政府 ESTA申請 公式サイト:
https://esta.cbp.dhs.gov/
・入力情報に間違いがある場合、ESTAが却下される可能性もあります。集中して、間違いが内容に入力内容を十分確認して申請をしましょう。
・在日アメリカ大使館のアドバイスにもあるように、間違いを防ぐためにコンピューターを使って申請することがおすすめです。スマホやアイパッドなど端末での入力では間違いが多いそうです。却下されないように、正確な申請をしましょう。
・少なくても出発の72時間前には申請を済ませておきましょう。
・ESTAとパスポートの有効期限を確認しましょう!ESTAは許可日から2年間有効です。ESTA取得後、新しいパスポートを取得している場合、再度申請が必要です。
・申請は渡航する人全員分の申請が必要です。
・乳幼児もESTAの申請が必須ですのでご注意ください。年齢にかかわらず必要です。