2025年10月1日、ハワイアン航空のポイントプログラム「ハワイアン・マイルズ」は、アラスカ航空の新しいポイントプログラム「アトモス(Atmos)」へと移行しました。
これにより、すべてのハワイアンエアマイルは1マイルにつき1ポイントの割合でアトモスポイントに変換されています。今後は、アラスカ航空のアトモス・アカウント上でポイントを確認・利用するようになります。
こちらの記事の筆者もハワイアン・マイルズ会員だったのですが、アトモス会員番号が自動的に発行されマイルの移行が完了していることがメールで案内がありました。

実際にハワイアン航空のホームページにアクセスすると、「アトモス」や「アラスカ航空」といった表記が追加されていることが分かりました。

さらに、ハワイアン航空は2025年10月29日から、運航上のコールサインを従来の「Hawaiian(ハワイアン)」から「Alaska(アラスカ)」へと変更します。これにより、航空管制上などでの呼称もアラスカ航空のものに統一されることになります。また、来春にはハワイアン航空の便名に使用されてきた「HA」コードも段階的に廃止される予定です。
マイレージプログラムのアラスカ航空への移行、そして、コールサインの配信、便名のHAコード廃止など、ブランドとしての統合がさらに進んでおり、合併ニュース発表当初の「ハワイアン航空のブランド保持」が強調されていましたが、今後どの程度「存続」するのか注目が集まっています。
今後、アラスカ航空のブランドや顧客認知において、アトモス(Atmos) やアラスカ(Alaska)が前面に出る割合は増えていく可能性が強いと個人的には見ています。
ただし、ハワイアン航空ブランドがすぐに完全に消える、というシナリオには顧客反発などの障壁があるのではと思います。時間をかけて少しずつハワイアン航空のブランドが消えていくのかどうか、気になるところです。