2026年2月9日放送のTBS『クレイジージャーニー』では、裏世界ジャーナリストの丸山ゴンザレス氏が「楽園ハワイの裏側」に迫る取材を行い、ワイキキやアラモアナから程近い場所に存在する薬物汚染地域「フェンタニル・トライアングル」の実態が描かれました。
番組ではドラッグ・ディーラーへのインタビューや、取材中の危険な場面も放送され、ハワイの薬物問題が日本の視聴者にもリアルに伝えられました。この放送は多くの日本人にとって衝撃だったようで、「ハワイ=安全」「楽園」というイメージと、実際の社会課題のギャップについて不安の声もあります。
そこで本記事では、ハワイの薬物問題の実態を改めて整理しつつ、ハワイの旅行者が安心して滞在するためのリアルな視点を分かりやすく解説します。
そもそもハワイの薬物問題とは?
ハワイは美しいビーチや親しみやすい雰囲気で有名ですが、アメリカの一部である以上、薬物・社会問題から逃れることはできません。
クレイジー・ジャーニーで紹介されたようなドラッグ汚染地域が存在するという事実は、移民・所得格差・ホームレス問題など、いくつかの社会課題が複雑に絡んだ結果として生じています。
具体的には、
・近年問題視されるフェンタニルなどのオピオイド
・依然として流通がある覚醒剤系薬物
・地元住民の生活苦から手を出してしまうケース
といった現状が報じられています。
ハワイで生活する上でも身近な問題
ハワイではドラッグの問題が決して他人事ではなく、生活する上で、身近に感じています。ママ友達との会話の中では「〇〇(学校)では薬物を持ってくることがあるらしい」「学校にある子の親が焼いたマフィンを持って行ったら中にマリファナが入っていて大問題になった」「あの子は今薬物のディーラーになっているらしい」などなど、話は尽きません。
観光地として明るいイメージがある一方で、地域社会や家庭、そして学校現場においても深刻な課題として認識されています。実際に学校でも、低年齢化する薬物問題への対応が求められており、子どもたちが正しい知識を持つことの重要性が年々高まっています。
私自身もこの現状を強く意識しており、息子が小学校の低学年の頃から、薬物について家族で話し合う機会を持ってきました。怖がらせるのではなく、「なぜ危険なのか」「どのように身を守ればよいのか」を年齢に合わせて伝えるようにしています。子どもが小さいうちから知識を身につけて、判断をする力を育てることが、将来のリスクを減らす第一歩だと感じます。
旅行者が影響を受ける可能性はどれくらい?
普通の観光・滞在範囲で薬物のトラブルに巻き込まれる可能性は低いです。ワイキキやアラモアナは観光中心のエリアで、警察/セキュリティの目も比較的行き届いているためです。
とはいえ、番組で取り上げられたような危ない地域が実際に存在し、健康被害や治安の課題が生じているのも事実です。これは社会全体の課題で、旅行者が「遭遇する確率が高い」という意味ではありませんが、知識として押さえておく必要はあります。
なぜ日本人はハワイの薬物問題を「危険」と感じやすいのか?
日本とアメリカでは、薬物問題への社会的対応や見え方が大きく異なります。
🇯🇵 日本
・路上で薬物使用者を見ることはほぼない
・薬物使用は強い社会的タブー
🇺🇸 アメリカ(ハワイ含む)
・公共の場でホームレスや依存者の姿を目にする機会がある
・一部地域では薬物問題が深刻化している
旅行者がハワイ旅行で気をつけたいポイント
旅行者が安心して滞在するためのポイントは、日本と同じく基本的な注意を心がけることです。
✅ 夜は人通りの少ない場所を一人で歩かない
✅ 不審な人に近づかない
✅ お金、貴重品やスマホを不用意に見せない
最後に
今回、TBS『クレイジージャーニー』でハワイの薬物問題が取り上げられ、不安に感じた方も多いかもしれません。実際にハワイにも薬物問題は存在し、一部地域では社会課題となっているのは事実です。ただし、それはハワイ全体が危険という意味ではなく、観光客が滞在するワイキキや主要リゾートエリアとは状況が異なるケースがほとんどです。
ハワイは今も観光客が多く、通常の旅行で過度に心配する必要はありません。大切なのは、夜遅い外出や人通りの少ない場所を避けるなど、基本的な防犯意識を持って行動することです。現実を正しく理解した上で注意を払えば、ハワイは今も安心して楽しめる魅力的な旅行先と言えるでしょう。


