ハワイ好きであれば、ハワイ式の「ロミロミ・マッサージ」をご存知の方も多いかと思います。ロミロミの歴史や実際にどういうマッサージのことを言うのかなど、情報をまとめてみました。
それでは、ロミロミ・マッサージについて詳しく見ていきます。
ロミロミという言葉の意味
「ロミロミ(Lomi lomi)」はハワイ語で、「さする、さする」、「押す、押す」、「混ぜる、混ぜる」といった意味があります。意訳すると「マッサージする」という意味です。
ロミロミの歴史
古代ハワイでは、ロミロミは「体、心、魂のマナ(生命力)に働きかける」という概念のもと、各村のヒーラーであるロミロミの施術師が癒しを人々に提供されていました。現代のホリスティック医学にも通ずるものがあります。
もともとロミロミはハワイに移り住んだ初期のポリネシア人が起源とされています。
ロミロミを提供するための訓練はとても長く、何年も患者に触れることが許されない大変な学びだったそうです。
古代ハワイのロミロミの手法
古代ハワイでは、その島や村、家ごとのロミロミのスタイルがあったそうです。
ただ、世界に存在するあらゆるマッサージとロミロミは何が違うかと言いますと、マッサージの手法や技術よりも、ヒーリング要素と言えます。伝統的なロミロミではプレ(お祈り)が重要な役割を担っています。また、ハーブも使用されていたそうです。
ロミロミは単なるマッサージではありません。「神や自然の生命力でもって魂に働きかける」それがロミロミなのです。
現代ハワイでのロミロミ・マッサージ
現在、ハワイで提供されているロミロミ・マッサージの手法は多岐に渡ります。オイルを使用したマッサージで、ひじや腕などで、リズミカルに奥深く揉みほぐします手法が主流のようです。
セラピストにより力加減はされますが、どちらかというと少し強めのマッサージです。
また、場所によってはロミロミ・スティックやホット・ストーンを使用したロミロミ・マッサージを提供しているところもあります。
最後に
こちらの記事ではロミロミの歴史や手法についてお伝えしました。現代では、ロミロミと聞くと「マッサージ」を連想しますが、古代ハワイのロミロミでは、プレ(お祈り)が行われ、身体、心そして魂を癒すための手段だったのです。