サーフやアウトドア系のアパレル・ブランドとして知られるクイックシルバー、ビラボン、ボルコム、RVCAのアメリカ全土の店舗が閉店すると、親会社の「リベレイテッド・ブランズ」が発表しました。
カリフォルニア州コスタメサに本社を構えるリベレイテッド・ブランズは、今週アメリカ合衆国連邦倒産法第11章に基づく破産を申請し、124店舗を閉鎖することを発表。
リベレイテッドは、「営業コスト等がかさむ中、予想を大幅に下回る売上で、厳しい状況に直面した」と説明しています。

店舗閉鎖の背景として、高金利、サプライチェーンの問題、低価格のファストファッションブランドとの競争激化など、複数の理由を挙げています。

アメリカ全土のお店は閉店するものの、クイックシルバー、ビラボン、ボルコムは、今後もいくつかの提携先のもとで、オンラインでの製造や販売を継続するとしています。
私も早速ハワイはワイキキにあるクイックシルバー、ビラボン、ボルコムの実店舗を訪れてみました。

60%の閉店セールをしていると聞いたのですが、それはオンラインのようで、2月7日時点では10%〜30%のセールでした。
今後、さらなるセールが行われることが予想されます。

ハワイでも馴染みのあるサーフブランドのショップがなくなると聞くと、やはり時代の移り変わりを感じます。
昨年は、コールズやメイシーズなどの大手百貨店も業績不振の店舗を数十カ所閉鎖していますし、昨今の小売業界の変化や難しさを物語っています。