ハワイでのアメリカ入国審査を日本国内で済ませるシステムを検討

ハワイでのアメリカ入国審査を日本国内で済ませるシステムを検討

新型コロナウイルスの影響により減少したハワイを訪れる日本人観光客数の回復を狙うため、日本側でアメリカの入国審査や税関審査を済ませる仕組みを検討していることがハワイ州のジョシュ・グリーン知事のインタビューで分かりました。

この新しい取り組みを導入することになれば、到着時の入国審査と税関申告の手続きが不要となります。

日本人旅行者が出発前に、日本側の空港で入国手続きが完了できれば、ハワイへの入国が簡素化され、マウイ島など他の島への直行便の利用もしやすくなるとグリーン氏が最近の日本訪問中のインタビューで語っています。

アメリカ本土など、他の地域からの旅行客に比べて日本人観光客の戻りが遅れており、グリーン氏は円安という事と若者の旅行への関心が低いことが原因だとしています。

ハワイ観光局によると、ハワイへの日本人観光客は2019年1月から9月までに16億5000万ドルをハワイで消費しましたが、2023年の同時期の消費額は6億850万ドルでした。

現時点では詳しい手続きの内容が分かりませんが、日本側でアメリカの入国審査をすることにより、日本の空港での手続きに時間がかかるのではという懸念はあります。もう一方で、ハワイ到着後の入国拒否による強制送還がなくなるので非常に良いのではと考えます。

かなり前の話になりますが、私がイギリスに住んでいたところ、パリでユーロスターに乗ってイギリスに行くときに、電車に乗る前にパリ側でイギリス政府による入国審査があったのを思い出しました。非常に似たような仕組みだと思いました。

ただし、今回の取り組みについては、アメリカ連邦政府が懸念を示している可能性もあります。また、新たな情報が入りましたら、お知らせしたいと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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この記事を書いた人

【山内マーシャ】神奈川県出身。19歳まで日本で育った日米ハーフです。夫と2012年にハワイ、オアフ島へ移住。実はイギリスにも10年住んでいたことがあります。ロンドン大学で社会研究論の修士号を取得し、しばらくイギリスで勤務。現在はホノルルで夫のオーダーメイド家具の事業を手伝っています。

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