今回はハワイのザ・バスが提供しているシニア用のホロカード(Holoカード)の作り方について詳しくご紹介したいと思います。カリヒ・トランジット・センター(ザ・バスのオフィス)での申請の仕方をお伝えします。行き方、営業時間、申請の方法を具体的にご説明いたします。
重要な変更
・2023年1月現在、ハワイ非居住者が新しくシニアホロカードを作る場合は1日パス($3)のみの利用となりました。月間パスと年間パスが使えなくなりました。
・2023年1月以降、シニアホロカードを新しく作る場合、ハワイ居住者用とハワイ非居住者用のどちらかになります。2022年末までに作ったシニアホロカードは継続して利用が可能だそうです(他のホロカード同様で、カード自体の有効期限はありません)。
・2024年5月現在、アラモアナショッピングセンターの市役所出張所並びにその他の市役所出張所では、旅行者向けのシニア用のホロカードが申請できなくなりました。
(ご注意)
・こちらの記事の内容は私が個人的にザバスへ電話して聞き取りをしたり、カリヒ・トランジット・センターへ出向いて取得してきた情報のまとめとなります。担当者やタイミングによって、聞き取り内容が異なることもある可能性もあります。ご了承の程お願いいたします。
・公式の情報はザ・バスのホームページ並びにザ・バスのカスタマーサービスセンター(808-848-5555)へお問い合わせ下さい。
・この記事内の情報を利用したことにより、閲覧者の損害に対して、当ブログの筆者は一切責任を負いません。
・できるだけ最新情報をこちらのページにあげるように心がけておりますが、ザバスのルールは予告なく変更がされるため、最新の情報につきましてはザ・バスへお問い合わせください。
ハワイのシニア用のホロカードについて
ハワイ、オアフ島の「ザ・バス」は65歳以上の方で、有効なシニア用のホロカードを持っていれば、シニア料金でバスの乗車が可能です。1日パス$3で買えるお得な仕組みです。
なお、6歳から18歳までのユース用のホロカードも概ね同じ手順で申請ができます。
2023年1月に大きな変更がありました。
2023年1月1日以降、非居住者用のシニアホロカードを作った場合:
片道と1日パスのみの利用が可能。月間パスと年間パスは利用不可。
(居住者は全種類のパスがOK)
2022年12月31日までにシニアホロカードを作った場合:
片道、1日パス、月間パス、年間パスの利用が可能
Holoカードとは?
ハワイのザ・バスは2021年の夏から、新たに「Holoカード」という電子カードをスタートしました。日本で言う「パスモ」や「スイカ」に似た交通系のカードです(商品の支払いなどには利用できません)。
事前にHoloカードにお金を投入しておけば、キャッシュレスでバスを乗車する際にカードを通して運賃を支払うことができます。なお、オアフ島のモノレールでもいづれ使えるようになるそうです。
シニアHoloカードの有効期限について
シニア用のホロカード自体は一度取得したら、更新は必要ありません。ただし、ホロカードの利用が3年間まるまる無い場合は残高がゼロに振り戻しになりますので、ご注意ください(2023年1月現在の情報)。カード自体の有効期限が切れることはないそうです。
ザ・バスのシニア料金(2023年1月時点の情報)
まず、通常Holoカード自体の値段は$2ですが、シニアの場合は初回は無料で入手することができます。シニア用のホロカードがあれば、下記料金でバスの乗車が可能です。
シニアの片道料金(ホロカード又は現金)
シニア 片道 $1.25(通常の大人料金は$3です)
✳︎現金で$1.25を払って片道乗車をすることができますが、シニア料金を受けるにはシニア用のホロカードの提示が必要です。
✳︎どの種類のシニアホロカードを持っていても利用ができます。
シニアの最大料金・乗り放題(ホロカード必須)
2023年1月以降に非居住者用のホロカードをお持ちの場合、利用できるパスは1日パスのみとなっております。年間パスと月間パスは利用できません。2022年12月末までにシニアホロカードを作った方は、1日、マンスリー、それから年間のパスを引き続き利用できるそうです。
● 1日 $3.00(通常料金:$7.50)
どのシニアホロカードでも利用が可能。
1日に何度乗車しても同日に$2.01以上請求されません。
3回乗れば自動的に一日パスになるシステムです。
● 月間 $20.00(通常料金:$80)
非居住者用のシニアホロカードは利用不可。
1ヶ月に何度乗車しても同月に$20.01以上請求されません。
✳︎1ヶ月とは1日から月末までの期間のことを言います。
● 年間 $45.00(通常料金は$880です)
非居住者用のシニアホロカードは利用不可。
1年に何度乗車しても同年に$45.01以上請求されません。
✳︎12ヶ月とは1ヶ月目の1日から12ヶ月目の月末までの期間のことを言います。
例えば、2023年2月9日にバスパスを購入した場合、翌年2024年1月末まで有効です。
現金払いでは、乗り放題プランを利用することができません(ホロカード必須)。
申請に必要なもの
シニアホロカードに必要なものは下記2点です。
・身分証明書(パスポートなど生年月日の確認ができるもの)
・チャージをするための現金(2023年1月からクレジットカードが利用可能になりました。クレジットカードはVISAかMASTERのみ。)
シニアHoloカードが作れる場所
シニア用のホロカードは以下の場所で申請が可能です。シニアの場合、カード自体は無料です。年齢確認があるので、カリヒ・トランジット・センターのみでの申請となります(出張市役所は利用不可になりました)。なお、通常の大人用ホロカードはABCストアなどで購入が可能です($2)。
カリヒ・トランジット・センター(予約不要)
ザ・バスのオフィスがカリヒという空港に近い地区にあり、こちらでシニア用のHoloカードを申請することが出来ます。オフィスが閉まる時間が早いのと、週末は営業していないので、ご注意ください。
カリヒ・トランジット・センター(Kalihi Transit Center)
811 Middle Street Honolulu HI 96819
月曜〜金曜 午前7:30〜午後4:00
(2024年5月時点の情報)
カリヒ・トランジット・センターへの行き方
ワイキキからですと、ザ・バスの2番か2L番でカリヒ・トランジット・センターまで行くことができます。ワイキキのどこを出発するかによりますが、所要時間は約50分〜60分です。オフィスは午後4時に閉まるので、早めに行きましょう。ザ・バスの利用法に関する記事はこちらをご参照ください。
(お願い)お出かけの際には、各自Google Map、iPhoneの地図アプリなどで行き方(バス停、路線、行先など)をご確認ください。ザ・バスの公式アプリは少し使い方が難しいですが、利用されている方も多いようです。
ザ・バス2番はカリヒ・トランジット・センターのオフィスの目の前にあるバス停まで行きます。
こちらがシニアバスの申請ができるカリヒ・トランジット・センターのザバスのオフィスです。
オフィスへ入る前に入り口で待ちます。手で合図されるので(スピーカーで、オフィスへ入るように伝えらることもあります)、呼ばれたら中へ入りましょう。
窓口まで進み、シニアバスの申請をしに来たことを伝えてください。「I would like to apply for senior holo card」
非居住者用のシニア・ホロカードの申請用紙はこちらの赤い用紙になります。申請用紙の記入方法など詳しい申請方法については記事最後にご紹介していますので、ご参照ください。
「SENIOR HOLO PASS – (NON HAWAII RESIDENT)」と上に書いてあります。
分からない場合にはデスクの方に「Which one is the non-resident senior holo card form?(ウィッチ、ワン、イズ、ザ、シニア、ホロカード 、フォーム?)」と聞いてみてくださいね。
記入した申請用紙と身分証明書を窓口の方へ渡します。ホロカードを受け取ったら、完了です。ホロカードは有効期限がなくて、更新は不要です。
帰りもカリヒ・トランジット・センターからワイキキへ、同じ2番ルートで戻ることができます。
車でカリヒ・トランジット・センターに行く場合には無料の駐車場があります。
シニアHoloカードの申請手順
Holoカードは1人につき1枚必要です。例えば、ご夫婦でしたら、2枚ホロカードを申請します。
1)まずは出発をする前に、パスポートと現金を持参して出かけます。
年齢確認のための身分証明書(パスポートなど)と現金またはクレジットカードを持って行きましょう。2023年1月からクレジットカードが使えるようになりました(マスターカード、ディスカバーとビザカードのみ)。
2)シニア用のHoloカードの申請希望の旨、窓口の方に伝えます。
カリヒ・トランジット・センターに到着したら、「I would like to apply for the senior Holo card(アイ・ウッド・ライク・ツー・アプライ・フォー、シニアホロカード)」(シニア用のHoloカードの申請をしたいです)と申し出てください。
3)Holoカード申請用紙を記入します。
旅行者専用のHoloカード申請用紙を英語で記入し、身分証明書(パスポートなど)を提示します。課金する金額を現金で支払います(クレジットカード不可)。また、この時に、顔写真の撮影があります。
ホロカードの申請・入手をされる際に、ついでにホロカードへ課金をしておきましょう。申請時の課金は2023年1月1日以降に非居住者用のシニアホロカードを作った場合は$3単位の1日パスのチャージと$1単位の現金チャージができます。(2022年12月末までに作った場合は:月間パスと年間パスも利用できます。)
非居住者用のホロカード の申請用紙の記入の仕方はこちらの画像をご参考ください。↓
シニアHoloカードにお金をチャージすることが出来る場所
料金を事前にホロカードへチャージ(追加)しないと、バスを利用することができません。指定のお店やスーパーへHoloカードを持参して、カードへお金を追加しましょう。お店でのチャージは現金での支払いとなります。
●カリヒトランジットセンター(初回はこちらで課金しておくと良いでしょう)
● フードランド(アラモアナ店など)
● セブンイレブン(ワイキキにもあります)
● 各タイムズ・スーパーマーケット
● ホロカードの公式サイト(クレジットカード払い)
ご注意
・2022年11月現在、シニアホロカード並びに通常の大人用ホロカードにABCストアでお金をチャージする事ができませんのでご注意ください。
なお、ネットであればクレジットカードで課金をすることができます。Holoカードのホームページでアカウントを作ると、オンラインでクレジットカードを使い、お金をホロカードに課金することができます。ホロカードのホームページはこちら。
バスに乗るときのホロカードの使い方
バスの前方にあるドアから乗車します。入り口付近に設置されている専用パネルにHoloカードをかざします。かざした時点で利用が記録され、ホロカードからお金が差し引かれる仕組みになっています(事前の課金必須)。
最後に
こちらの記事ではハワイのザバスのシニア用ホロカードの概要と申請方法についてご紹介しました。ハワイ滞在中にバスを利用されたい65歳以上の方はぜひご活用されてみて下さいね。