「航空券のSSSSはやばい」と聞いたことがったんですが、まさか自分がアメリカ・ハワイ行きの成田空港で実際に体験してしまうとは思いもしませんでした。
こちらの記事の前半ではSSSSの基本について、誰が対象になるのか、どのような検査があるのかをお伝えします。後半では私が2023年7月11日に成田空港で実際に体験したSSSSの対象による、飛行機に乗る前の追加検査の内容を書きたいと思います。
航空券のSSSSとは?
SSSSと印字された航空券の体験レポートはこちらの記事の後半でご紹介します。まずは航空券に印刷されたSSSSについてお話をしたいと思います。
SSSSとは「Secondary Security Screening Selection(二次的なセキュリティ検査選出)」の略です。SSSSと搭乗券に印刷されていたら、どうなるかというと、飛行機に乗る前に受ける保安検査が通常よりも厳しくなります。詳しくは次のセクションでご説明します。
SSSSの対象になるとどうなる?
SSSSの対象になると、空港での保安検査が多くなります。場合によっては空港に入るためのセキュリティゲートで警告音が鳴ったり、飛行機に乗る寸前の搭乗ゲートで係員から追加の検査があることを告げられることも。
追加の保安検査の例:
・電子機器の確認
・電子機器の拭き取り検査
・手荷物の検査
・靴を脱いで危険物がないか確認する検査
などです
SSSSの対象になるのは誰?
要注意人物だからSSSSが印字されることもありますし、ランダムに選ばれることもあるそうです。また、片道の航空券を購入していたり、現金で航空券を買っていたり、直前になって飛行機のチケットを予約した場合は選ばれやすいかもしれません。ただ選定の基準ははっきりと公表されていません。
私の場合はランダムだったのか、もしかしたら今年(2023年)は飛行機に乗る回数が多かった為、選ばれるリスクが高くなったのかもしれません。ただ、はっきりとした理由は分かりません。
SSSSの体験
私が2023年7月11日に成田空港で体験したSSSSによる二次的保安検査について詳しくご紹介したいと思います。
チェックインでは気づかずそのままセキュリテイゲートへ
この日は午後7時15分のジップエアの飛行機で成田空港(ターミナル1)からホノルル空港へ帰る予定で、空港でチェックインをしました。
午後5時10分に並び始めて、午後5時50分ごろチェックインが完了し、飛行機に乗るための搭乗券をもらうことができました。この時点でジップエアの係員の方はSSSSの印字について、触れませんでした。チェックインにいつもよりも、ちょっと時間がかかっているかなと一瞬思いました。でも、何ごともなく終了。ちなみに、私はこの時点でSSSSの印字に気づいていませんでした。
午後5時50分ごろ、成田空港のセキュリティゲートで搭乗券のQRコードをかざして、ゲートを通過。いつも通り保安検査を通りました。私の場合、ここで特別、追加の検査のために呼ばれませんでした。場合によっては、最初のセキュリティ(保安)検査で呼ばれることもあるのかもしれませんが、体験したことがないので想像になります。
さて、まだこの時点でSSSSの印字に全く気づいていません(笑)。呑気にお土産を買ったりしていました(笑)。
いざ、搭乗ゲートへ!
飛行機に乗る時間が来て、午後7時頃、チケットを搭乗ゲートで係員に見せたところ、突然顔色が一変して、厳しい声で何やら特別なコードを読み上げました。N21とかそのようなコードだったと思います。私も焦っていてよく聞いていませんでした。
以前、成田空港で充電器がスーツケースに入っていたため登場する前に荷物を全て開くという大変な経験をしていたので、内心「またやってしてしまったかも」と思いました。
特に説明もなく、飛行機につながる橋の本当すぐ手前にある、小さな検査スペースに通されました。そこで初めて搭乗券に「SSSS」と書いてあることに気づきました。しかもSSSSには赤丸がしてある。ん?ジップエアのチェックイン・スタッフは知っていたと言うことかな(笑)。
保安検査をされる女性の方に、「椅子に座って、まずは靴を取ってください」と言われました。そして、「電子機器を出してください」と言われて、言う通りに。
なぜSSSSに選ばれたのか聞きたかったのですが、ここはグッと我慢して検査官の言う通りに一つ一つこなすことにしました。ややこしくなったら、大変なので(笑)。
そして、荷物の検査をして、携帯の拭き取り検査を行い、機械に通して何か危険物質が検出されないか確認をしていました。機械から検出なしのサインが出たのか、ここで解放されました。
検査中、夫は「何やってるの?」というそぶり。いやいや私がやらかした訳ではないよーと思いながら、大人しく検査を受けていました(笑)。
最後に
初めてのSSSS対象。正直驚きました。話では聞いていたのですが、自分が実際に体験するとは!何か変な要注意人物リストに載っていないといいのですが・・・。笑
繰り返しSSSSの対象になる場合は、ウォッチリストに誤って名前が載っている可能性があるので、DHSに情報の修正の依頼をすることが可能なようです。
次回、日本に9月に行くので、その時にまたSSSSに選ばれてしまうのか、今からドキドキです(笑)。