ハワイ旅行を計画する上で、現地での交通手段について検討をするかと思いますが、今回はワイキキトロリー(Waikiki Trolley)について詳しくご紹介します。ワイキキトロリーのサービス概要をご案内し、料金や4つの路線のご説明、そして停留所についてお伝えしたいと思います。また、記事最後にはワイキキトロリーのメリット・デメリットについて考察しますので、最後までお読みいただければと思います。
こちらの記事は、こんな方にオススメです
・ワイキキ・トロリーはいくらか知りたい方
・トロリーはどこを走るのか知りたい方
・チケットを事前に購入することができるか知りたい方
・現地購入方法について知りたい方
・ワイキキトロリーの停留所はどこか知りたい方
・ワイキキトロリーの代わりとなる交通手段はあるか知りたい方
ワイキキトロリーの概要
ワイキキトロリーとはワイキキやオアフ島にある主な観光スポット(ダウンタウン、カハラ、東海岸)を巡回するバスです。車体の種類はいくつかありますが、窓がないデザインの車体が多いです。ハワイの風を感じながら乗車できるのが魅力ですよね。
ワイキキトロリーは2022年10月現在、4つの路線(ライン)を運行しています。
・ピンクライン(アラモアナショッピングセンター)
・グリーンライン(ダイヤモンドヘッド、カハラ、カイムキ、カパフル観光)
・レッドライン(ダウンタウン、カメハメハ大王やイオラニ宮殿など)
・ブルーライン(東海岸のコースト観光、シーライフパーク)
後ほど、こちらの記事で路線ルートの詳細をご紹介します。
乗り降りが自由ですので、いろんな停留所で降りて、散策するのも良いですし、乗車したまま各コースを1周ぐるっと巡るのも良いかもしれません。
ワイキキトロリーの料金
ワイキキトロリーのチケットは以下の通りです。料金は2024年1月時点の情報となりますこと、ご了承くださいませ。
単独ライン・チケット
単独ラインの1日券(グリーンのみ)
大人(12歳以上) $19
小人(3歳〜11歳) $12.75
乳幼児(2歳以下)無料
単独ラインの1日券(ブルーのみ)
大人(12歳以上) $31.50
小人(3歳〜11歳) $21
乳幼児(2歳以下)無料
単独ラインの1日券(レッドのみ)
大人(12歳以上) $31.50
小人(3歳〜11歳) $21
乳幼児(2歳以下)無料
単独ラインの1日券(ピンクのみ)
大人 $5.50
小人(3歳〜11歳)$5.50
乳幼児(2歳以下)無料
全てのライン乗り放題チケット
全てのライン乗り放題 1日券 + 次の日にもボーナスで1日券がもらえる!
大人(12歳以上) $57.75
小人(3歳〜11歳) $31.50
乳幼児(2歳以下)無料
全てのライン乗り放題 4日券 ▶︎一番人気のあるチケット
大人(12歳以上) $68.25
小人(3歳〜11歳) $42
乳幼児(2歳以下)無料
(ご注意)連続した4日間に利用する必要はありませんが、7日間以内に利用する形になっています。チケットに有効期限日が記載されています。
全てのライン乗り放題 7日券 ▶︎一番人気のあるチケット
大人(12歳以上) $78.75
小人(3歳〜11歳) $52.50
乳幼児(2歳以下)無料
(ご注意)連続した7日間に利用する必要はありませんが、10日間以内に利用する形になっています。チケットに有効期限日が記載されています。
ワイキキトロリーの4つの路線
● ピンクライン(アラモアナショッピングセンター)
ワイキキとアラモアナの往復に便利なピンクラインは20分おきにバスが出ています。なお、ピンクラインはJCBカードの提示で無料になりますので、お持ちであればぜひご活用ください。
所要時間(乗り降りなし):60分
頻度:15分おき
ピンクラインの停留所(2024年1月時点)
1) ワイキキ・ショッピング・プラザ(ロイヤルハワイアンの向かい側)
2) デューク・カハナモク像(モアナサーフライダー近く)
3) ツィン・フィン・ホテル(動物園に近いです)
4) ヒルトン・ワイキキ・ビーチ・ホテル(アロヒラ二近く)
5) 丸亀製麺(インターナショナルマーケット近く)
6) コートヤード・バイ・マリオット(リッツ近く)
7) ホテル・ラ・クロワ(リッツとウィンダムロイヤルガーデン近く)
8) ヒルトン・ホクラニ(ビーチウォーク)
9) アクア・パームズ・ホテル(ヒルトンビレッジのフラガールの向かい側)
10) アラモアナ・ショッピング・センター海側
11) イリカイ・ホテル/ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ
12) ハレコア・ホテル/ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ
13) カライ・ワイキキ・ビーチ(ハレクラニに近いです)
14) ワイキキ・ショッピング・プラザ終点
● グリーンライン(ダイヤモンドヘッド)
ワイキキからダイヤモンドヘッドとKCCにいく場合に便利なトロリーです。
所要時間(乗り降りなし):40分
頻度:60分おき
グリーンラインの停留所(2024年1月時点)
1) イリカイ・ホテル/ヒルトン・ハワイアンビレッジ(朝の1本のみ)
2) ワイキキ・ショッピング・プラザ
3) デューク・カハナモク像
4) ホノルル動物園/ワイキキビーチ
5) ダイヤモンドヘッド・クレーター(ハイキングは要予約)
6) カピオラニ・コミュニティ・カレッジKCC(土曜日のみ)
7) ハレコア・ホテル前/ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ
8) カライ・ワイキキ・ビーチ
9) ワイキキ・ショッピング・プラザ終点
● レッドライン(ダウンタウン・カメハメハ像)
ハワイの美術館やイオラニ宮殿、カメハメハ大王の像、ダウンタウンなどを観光する場合におすすめのトロリーです。歴史的な建造物や像を中心にまわるので、降りないでバスに乗っているだけでも楽しめそうです。カカアコやダウンタウンで降りる場合には単独行動は控えて、複数名で行動しましょう。ダウンタウンは危ない道もありますので、9番で降りて、ホテルストリートやスミスストリートを中心にまわるようにしましょう。
所要時間(乗り降りなし):110分〜120分
頻度:60分おき
レッドラインの停留所(2024年1月時点)
イリカイ・ホテル(朝の1本のみ)
カライ・ワイキキ・ビーチ(朝の1本のみ)
1) ワイキキ・ショッピング・プラザ
2) デューク・カハナモク像
3) ツィン・フィン・ホテル
4) ホノルル美術館(ご注意:月〜水は閉館)
5) ステート・キャピタル/イオラニ宮殿
6) パンチボウル・クレーター(景色のために通過のみ)
7) フォスター植物園
8) 出雲大社/ロイヤルキッチン(マナプアが美味しいです)
9) チャイナタウン/ダウンタウン/ハワイシアター
10) カメハメハ大王の像
ーーここで少しだけ、カメハメハ大王の撮影タイムーー
11)アロハ・タワー/ホノルル港
ーーここで少しだけ、カメハメハ大王の撮影タイムーー
12)ソルト・カカアコ
13)ワードセンター・ワードビレッジ
14) アラモアナ・ビーチ・パーク(ショッピング・センター)
● ブルーライン(ワイキキ⇄ダイヤモンドヘッド⇄シーライフパーク)
ハロナ潮吹き穴で写真をとるチャンスもある海の景色を楽しむ路線です。ハナウマベイには停まりませんが、海沿いのドライブは気持ちいいものです。シーライフパークまで行けます。また、帰りにカハラモールに寄ることもできます。
所要時間(乗り降りなし):110分〜120分
頻度:40分おき
ブルーラインの停留所(2024年1月時点))
イリカイ・ホテル(朝の1本のみ)
カライ・ワイキキ・ビーチ(朝の1本のみ)
1) ワイキキ・ショッピング・プラザ
2) デューク・カハナモク像
3) ホノルル動物園・ワイキキビーチ
4) ワイキキ水族館・カピオラニ公園
5) カハラ・モール
6) ハロナ潮吹き穴
ーーハロナ潮吹き穴の撮影時間を少しとりますーー
7) シー・ライフ・パーク
8) ココ・マリーナ・センター
9) カハラ・モール
10) ダイヤモンド・ヘッド・マーケット/アロハパイナップルカフェ
11) レインボードライブイン
12) ワイキキ・ショッピング・プラザ終点
チケットの購入方法
ワイキキトロリーのチケットの購入方法は2通りあります。
1) 事前にネットで購入(ホームページ)
2) 現地のワイキキトロリーチケット販売所で購入(ワイキキ)
(ご注意)トロリーのバス運転手さんから買うことはできません。
現地で買う場合、ワイキキにあるワイキキトロリー販売所(ブース)でチケットを購入することができます。ホノルルクッキーの横のブースです。
ワイキキトロリーのチケット販売所
(ワイキキ・ショッピング・プラザ内)
2250 Kalakaua Ave Honolulu HI 96815
毎日午前9時から午後5時まで営業
また、こちらのブースにスタッフがいない場合には、ロイヤル・ハワイアン・アベニュー沿いスタンドがあるので、そちらでご購入ください。↓
トロリーの乗り方
ワイキキトロリーの各停留所からバスに乗ります。 乗車する際にドライバーの方にチケットを提示すればOK。車椅子での乗車も可能です。お手伝いしてもらいやすいのはワイキキ・ショッピング・プラザの停留所とのことです。
主なバス停留所をご紹介
ワイキキトロリーの主なバス停留所をご紹介します。
メインの停留所:ワイキキ・ショッピング・プラザ
DFSビルとワイキキショッピングプラザの間にワイキキトロリーのメインの停留所があります。道でいうとロイヤル・ハワイアン・アベニュー(Royal Hawaiian Avenue)です。
ブルーラインやピンクラインなど、人気の路線は始発のワイキキショッピングプラザから乗るのが良いでしょう。
その他の停留所をいくつかご紹介
その他の停留所をいくつかご紹介します。路線によって停まる場所が違いますので、ご確認ください。
初めてのハワイ旅行にオススメです!
ワイキキトロリーは路線も少なく、停留所もわかりやすいので、初めてハワイにいらっしゃる方にオススメの交通手段です。バスが吹き抜け型なので、爽やかな空気を感じながらの移動はすごく楽しいです。めます。
ワイキキトロリーのメリット
・観光向けのバスなので、ザバスを利用する時の不安はありません。4つの路線があり、危ないところに迷い込むといったことがありません。
・レンタカーよりも安価で移動できる。
・車体は窓がないまたは吹き抜けなので、感染リスクがザバスやタクシーよりも少ない。
・社内アナウンスは英語ですが、停留所の名前を何度かアナウンスしてくれますし、必ず各バス停に停車しますので、安心です。
ワイキキトロリーのデメリット
・停留所が決まっているので行きたいところの近くにバスが停まらないというデメリットがあります。
・アメリカ人観光客にはブルーラインが人気のようで、時間帯によっては混み合うことも。時間に余裕を持って予定を組み立てましょう。
・日本の方によるハワイ旅行が復活するとピンクラインが混み合います。座れなくて困ることも。時には満員で、トロリーを見送ることもあります。
ワイキキトロリーの代わりの交通手段
こちらの記事でご紹介した通り、ワイキキトロリーはとても便利な移動方法ですが、他にはどのような交通手段があるか、メリットとデメリットを簡単に説明しながらご紹介します。
ザ・バス:慣れない土地で公共のバスを利用するのはハードルが高めです。知らない間に、自分のバス停を通り過ぎてしまったと言ったこともよく起こります。最初は不安と緊張でドキドキするのではと思います。そうしたことから、リピーター向けの交通手段です。なお、ポケットWIFIを持っていて、iPhoneの地図で現在地確認や目的地確認ができる場合には比較的スムーズに利用できるかと思います。また、ザバスは車で10分のところ、平気で30分、40分かかりますので、時間に余裕がある方に向いています。
ウーバーやリフト:携帯に専用アプリがインストールができる方であれば便利なサービスです。アプリで目的地の入力をするので英語で説明をする必要がありません。また、トロリーやバスに比べて、目的地に早く到着することができます。3−4名で利用するのであればバスやトロリーよりも安く済む場合もあるかもしれません。ただし、ポケットWIFIの携帯は必須です。
タクシー:ホテルのフロントなどに頼めば、タクシーを読んでもらうことができます。おそらく大手のタクシー会社を利用されるので、問題も起こりにくく安心です。また、トロリーやバスに比べて、目的地に早く到着することができます。インターネットの利用は入りません。目的地を英語で説明する必要はあります。
Biki(自転車):短距離で自転車の運転に自信があれば、レンタル自転車「Bik」のサービスも良いかもしれません。車やバスと比較して行動範囲は狭くなりますが、歩くよりも幅がききます。アプリに専用アプリを入れて、自転車を借りたり返したりします(決済も)。そのため、ポケットWIFIの携帯は必須です。
レンタカー:ハワイでご自身で車を運転するのが問題なければ、ノースショアやカイルアなど、遠い場所へ行きたい場合には便利な交通手段です。昨今のハワイでは、レンタカーが非常に高くなってきていますので、お値段は色々と比較してみてくださいね。Huiという10分単位でアプリで無人ステーションから借りられるレンタカーサービスもあります(TOYOTAが運営)。
最後に
オアフ島観光にはワイキキ・トロリーのバスがとても便利ですし、安心です。ただし、特定の観光地やショッピングセンターへの運行が中心となっていますので、制限もあります。ワイキキトロリーのメリットとデメリットを理解した上で、バスやタクシー、レンタカー、そしてトロリーを使い分けるのも良いかもしれませんね。
以上、ワイキキトロリーのご紹介でした!