2022年3月にハワイはロックダウンになり、日本からの旅行者がぱったりと、なくなってしまいました。コロナの検査やワクチン接種などの規制があったものの、ハワイ旅行に来ていた方は来ていたと言う状況でした。
それが2022年10月に入り、水際対策が大幅に緩和され、ハワイ旅行が少しずつ復活し始めています。残念ながら円安の影響や海外旅行への躊躇などにより完全な復活とは言えない状況ではあります。
こちらの記事ではハワイ旅行をする日本人旅行者の特徴とその推移について解説します。わかりやすい絵と図でご説明したいと思います。
ハワイ観光マーケットの状況と背景
・2022年10月11日に日本は大幅に水際対策を緩和しました。ワクチンを3回打っていれば、日本帰国前のPCR検査が不要になりました。
・2022年10月19日に日本政府はコロナの感染症危険情報レベルの引下げをしました。
・水際対策はしたものの、2022年春以降、円安が続き、日本人によるハワイ旅行の回復に影響を与えました。
ハワイ旅行の統計と傾向まとめ(2022年10月現在)
日本人のハワイ旅行に関する詳細のデータ
日本人のハワイ旅行に関する詳細のデータを項目別に解説いたします。
日本からの旅行者人数の推移
日本からの旅行者2020年と2021年はガクッと落ちますが、2022年7月から毎月2万人以上が日本を訪れるようになりました。現在は、毎日ハワイへ日本から1,000人〜2,000人が到着している状況に至っています。
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年(10月まで) | |
累計 | 1,576,205 | 289,137 | 18,936人 | 134,873人 |
日平均 | 4,318人/日 | 792人/日 | 52人/日 | 445人/日 |
ハワイの滞在日数の推移
ハワイの滞在日数はコロナ前は6日間を切っていましたが、2021年にしびれを切らした人々でしょうか、長期滞在される方が増えました。
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年(10月まで) | |
平均滞在日数 | 5.90日 | 5.95日 | 15.56日 | 8.57日 |
そして2022年に入り、滞在日数が徐々に減ってきました。2022年10月現在、平均で7.42日滞在していることになります。
2022年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 |
平均滞在日数 | 18.82日 | 18.37日 | 13.04日 | 9.83日 | 8.88日 | 8.34日 | 7.95日 | 8.23日 | 7.57日 | 7.42日 |
団体と個人旅行の数の推移
コロナ前は団体が3割、個人旅行が7割でしたが、2022年現在の団体の割合は全体のわずか3%で、97%が個人旅行でハワイに来ています。
2022年1月から2022年10月までのデータ
団体旅行:累計7,817人(7%)
個人旅行:累計104,745人(93%)
2019年のデータ
団体旅行:累計246,490人(30%)
個人旅行:累計594,917人(70%)
渡航目的の推移
渡航目的はコロナ前もコロナ後もあまり変わらないようです。3%だけ観光目的のハワイ渡航が増えただけです。
2022年1月から2022年10月までのデータ
観光:累計 112,678人(92%)
そのほか(ビジネスや会議など):累計 10,389人
2019年のデータ
観光:累計 1,360,644人(89%)
そのほか(ビジネスや会議など):累計 172,444人
リピーター率の推移
リピーターの割合は少し変化がありました。コロナ前は32%が初ハワイで、68%がリピーターでしたが、コロナ後はリピーター率が10%が上がって合計の78.9%になりました。
2022年1月から2022年10月までのデータ
はじめてのハワイ:21.1%
リピーター:78.9%
2019年のデータ
はじめてのハワイ:31.7%
リピーター:68.3%