2023年8月に発生した大規模なマウイ島の山火事から、まもなく3年。大きな被害を受けたラハイナでは、少しずつですが、復興が進んでいます。その中でも大きなニュースとなったのが、ラハイナの象徴ともいえるフロントストリートの再開です。
こちらの記事で利用している画像は山火事前に撮影したフロントストリートです。
約3年ぶりに車が走るフロント・ストリート
2026年8月1日、フロントストリートの一部区間が車両通行を再開しました。今回再開したのは、Pāpalaua StreetからShaw Streetまでの区間。これまで山火事後の復旧工事などのため通行が制限されていましたが、道路の舗装やライン整備、歩道の修復などが進み、車が通れるようになりました。
海側の歩道や防波堤の修復、新しい手すりの設置、ベンチや植栽などの整備も行われています。
「道路が開いた」だけではない大きな意味
フロントストリートの再開は、単に道路が使えるようになったというニュースではなく、ラハイナの中心部に、人やビジネスが再び戻ってくるための大きな一歩でもあります。
現在、フロントストリートでは「ʻUlu o Lele Marketplace」の開設に向けた準備も進められています。地元のビジネスや非営利団体などが入る予定です。また、かつてラハイナを代表したKimo’sなど、以前から知られている店舗を含め、複数の事業者が再開に向けて動いているそうです。
それでも、ラハイナの復興はまだ途中
フロントストリートが再開したからといって、ラハイナ全体が以前の姿に戻ったわけではありません。現在も建物の再建やインフラ整備が続いています。復興のための工事に伴って、一時的に道路が閉鎖されることもあります。また、フェンスで囲まれている場所や私有地には立ち入らないよう、訪れる人には注意が呼びかけられています。
ラハイナを訪れる人に知っておいてほしいこと
ラハイナは今も多くの人にとって「暮らしていた場所」「大切な人を失った場所」という現実があります。フロントストリートを訪れる際には、写真を撮ったり街を歩いたりするだけでなく、ここが今も復興の途中にある街だということを心に留めておきたいものです。
2023年の山火事から約3年。フロントストリートの再開は、ラハイナが新しい一歩を踏み出したことを感じさせる、復興の大きな節目となりました。またラハイナに人の笑顔が戻ってくる日を、これからも少しずつ見守っていきたいと思います。


