アメリカの報道によると、ドジャースの大谷翔平選手と大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏が、ハワイ島の高級住宅開発をめぐって2025年8月8日にハワイ州の裁判所を通して訴えられました。
訴えているのは開発業者のケビン・J・ヘイズ氏と不動産ブローカー(仲介業者)のマツモト・トモコ氏。11年前からハワイのハプナコーストに14戸の豪邸を建て、1戸約25億円で売る計画を進めていました。2023年には、大谷選手を広告塔として契約し、大谷選手の別荘1戸の購入やオフシーズンの滞在も約束されていました。
その後、バレロ氏が開発側に繰り返し条件を緩めるように要求をしたそうです。「要求を受け入れない場合、大谷を撤退させる」と脅したそうです。そして、バレロ氏が不動産投資会社「キングスバーン・リアルティ・キャピタル」に、開発業者のケビン・J・ヘイズ氏と不動産ブローカー(仲介業者)のマツモト・トモコ氏を取引から外すよう求めたところ、2025年7月にプロジェクトから外されたそうです。
原告によりますと、バレロ氏は「大谷選手の肖像権の悪用があった」とし、それを理由に条件を緩和するように求め、さらには投資不動産会社に働きかけて原告をプロジェクトから外したため、大谷翔平選手と大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏に対して数百万ドルの損害賠償を求めています。

