ワイキキのホテルでストライキ、宿泊者にも影響(画像あり)

ワイキキのホテルでストライキ

2024年9月1日早朝より、ハワイ、ワイキキにある7軒の主要ホテルで、従業員による3日間のストライキが始まりました。現在、約5,000人のホテル従業員がストライキをしています。予定ではハワイ時間2024年9月3日がストライキ最終日になります。

こちらの記事ではストライキが行われているワイキキのホテルや宿泊者にどのような影響があるのかを綴りました。ご参考にしていただければと思います。

2024年9月4日現在、ストライキは行われていません。予定通り9月1日から9月3日までの実施でした。ただしまだ交渉が終わっておらず、今後ストライキになる可能性はゼロではありません。

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目次

ストライキが行われているワイキキのホテル

ワイキキのホテルでストライキが開始(2024年9月1日)
モアナサーフライダー前のストライキの様子

今回、オアフ島のワイキキでストライキが実施されているのは下記ホテルです。マリオット、ヒルトン、ハイアット系列のホテルです。

●ザ・ロイヤル・ハワイアン
●シェラトン・ワイキキ
●ハイアット・リージェンシー
●ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ(ホテル&タイムシェア)
●プリンセス・カイウラニ
●モアナ・サーフライダー
●ワイキキ・ビーチ・マリオット

ストライキの内容

労働者組合は数ヶ月に渡り、賃金、人員、公正な労働量について求めているそうですが、交渉が決裂し、今回のストライキにいたりました。

コロナを理由に清掃など、ルームサービスの頻度が下がったままであることに不満もあるそうです。また、コロナ前にいたスタッフが全員戻っていなく、同じ仕事量を少ないスタッフの数でこなしているのも問題の1つです。

1つの仕事で十分なはず
「1つの仕事で十分なはず」と書いてあるストライキのプラカード

中には「本来は一つの仕事で十分なはず」というプラ・カードをかがている従業員もいました。1つの仕事で生活ができる給料を求めている背景が読み取れます。高い生活のハワイで暮らしていくには掛け持ちで仕事を2つも3つもされている方が多い現状を物語っているように思いました。

ワイキキのカラカウア通りで集うストライキをするホテル従業員
ワイキキのカラカウア通りで集うストライキをするホテル従業員

ストライキはいつまで?

特に直近でハワイにいらっしゃる方は、ワイキキのストライキがいつまで続くか気になる方も多いかと思います。

今回のストライキは2024年9月1日(日)に開始し、9月3日(火)まででした。9月4日(水)時点で、各ホテルにストをしているホテル従業員はいません。ただし、今後交渉が決裂すれば再びストライキが起こる可能性があります。

参考までに2018年に約2,700人のオアフとマウイのホテル従業員が51日間のストライキを実施しています。記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

シェラトンの裏口にもストライキをするホテル従業員
シェラトンの裏口にもストライキをするホテル従業員

ホテルに滞在中のお客様への影響

従業員がストライキしているワイキキのホテルに滞在されている方にも影響が出ています。すべてのホテルでこれらの影響があるのではなく、一例としてご紹介しています。詳しくはご滞在されるホテルにお問い合わせください。

チェックイン時間がいつもより遅い

今回は合計約5,000人のスタッフがストライキをしています。ストライキにより、お部屋の清掃が間に合わないため、チェック・インできる時間が遅れています。場合によっては大幅に時間が遅れることもあると言う報告を受けています。中にはチェックインが23:00になったという方も。

清掃が限定的

ホテル従業員がストライキを起こしているので、一部のホテル・タイムシェアでお部屋の清掃が限定的になっているようです。

ルームサービスがない

ストライキの影響でルームサービスがないホテルが多いようで、タオルやアメニティを自分で取りに行く形です。ホテルによりますが、各フロアもしくはロビーに置いてある形が多いようです。

代わりに入っているスタッフはすごく忙しいため、お部屋からルームサービスやフロントに電話しても電話に出てくれないことも多いようです。

ホテル直営のレストランなどが営業していない

ストライキのため、今回ストを起こしているホテルの直営レストラン、バー、ショップなどが一部営業していません。実際に私自身、ワイキキの影響を受けているホテルを見てきました。

例えばモアナサーフライダーのベランダやバニアンツリーの下にあるバー、ロイヤルハワイアンのMaiTaiバーやベーカリーカフェ、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのスターバックスやバリ・オーシャンフロントなどが閉まっているのを確認しました(トロピックスは現在改装工事中)。

ラウンジが利用できない

ホテル従業員がストライキなので、ホテルのラウンジが利用できないところもあります。無人のラウンジは利用できるようですが、スタッフが常駐しているラウンジは閉まっています。

たとえば、食事が提供されているハイアット・リージェンシーのクラブが閉鎖されています。無料でお食事ができるラウンジつきの宿泊の場合、代わりになるレストランの提供やクレジットが付与されるなど、対処があるかもしれませんので、ホテルへお問い合わせください。

プールなどは開いている

ほとんどのホテルを見てきたのですが、プールなどは利用できる様子でした。

バレーパーキングが利用できない

いくつかのホテルでバレーパーキングが利用できないようでしたので、バレーパーキングしかないホテルは特に注意が必要です。

ハイアットリージェンシーでストライキをするホテル従業員
ハイアットリージェンシーでストライキをするホテル従業員

テナントは営業しています

従業員がストライキを起こしているホテルの直営レストランが閉まっていると申し上げましたが、テナントとして入っているレストランやショップは通常通り営業しています。

例えばモアナ・サーフライダーやシェラトンに入っているホノルル・コーヒーは通常通り営業していますし、ハイアット・リージェンシーに入っているABCストアやKaiコーヒー、ウクレレ・ハウスなどのテナント・ショップは営業しています。

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジはスターバックスが閉まっていることに驚きましたが(ホテル直営なのですね!)、ラーパーツ、ラウンドテーブル・ピザ、ブルーウォーター・シュリンプ、Wiki Wikiマーケット、初花、Aoki Teppanyakiなどのテナントは通常通り営業しています。

最後に

こちらの記事では9/1から9/3まで実施されているワイキキのホテル従業員によるストライキについて書きました。

今回は9月3日までのストでしたが、ホテル従業員の組合とホテルとの交渉が成立していないため、再びストライキになる可能性もございます。また新たなな情報ございましたら、ブログやピコ・アロハのインスタでご紹介したいと思います。

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この記事を書いた人

【山内マーシャ】神奈川県出身。19歳まで日本で育った日米ハーフです。夫と2012年にハワイ、オアフ島へ移住。実はイギリスにも10年住んでいたことがあります。ロンドン大学で社会研究論の修士号を取得し、しばらくイギリスで勤務。現在はホノルルで夫のオーダーメイド家具の事業を手伝っています。

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