「アロハ精神」の法律がハワイにあるという話を聞いたことがあって、ずっと気になっていたんです。そこで、今回はハワイにアロハ・スピリット(アロハ精神)の法律があるか調べてみましたので、その内容を詳しくお伝えしたいと思います。
「アロハ精神」の法律
結論から申し上げると、「アロハ精神」の法律は本当にあって、ハワイ州法、第5条7項5に詳しく記載されていることが分かりました。
法律と聞くと違反した時には罰金があるの?など疑問も生じますが、守らなかったら捕まるという法律ではないのでご安心を。
法律のもともとの目的はハワイの政府職員がハワイの代々の先祖のように、他人への思いやりと尊重を忘れないよう業務を行うように、という背景があるそうです。
アロハ・スピリット(アロハ精神)を定めるハワイ州法、第5条7項5を意訳してみました。↓
第5条7項5 アロハスピリット(a)
「アロハ・スピリット」とは人々それぞれが持つ精神と心から成り立つものです。他人に対して良い感情を持つ必要があります。アロハスピリットを実行するために、次の「ウヌヒ・ラウラ・ロア」を活用すると良い。
A Akahai(アカハイ)
思いやりと優しさの表現
L Lohahi (ロカヒ)
調和や協調性の表現
O Olu’olu (オルオル)
同調整の表現
H Ha’aha’a (ハアハア)
控えめさの表現
A Ahonui (アホヌイ)
忍耐の表現
これらはハワイの人々の魅力、暖かさ、そして誠実さを表しています。ハワイの先住民の哲学であり、ハワイの人々への贈り物とされています。
「アロハ」は挨拶や別かれに使う言葉以上の意味を持ちます。「アロハ」とはお互いを尊重し、愛情を持ち、そして見返りを求めない他人を思いやる気持ちのことを言います。「アロハ」とは人々全員が重要だと認識する人間関係の本質のことを言います。それは他人と共存するために重要なことです。「アロハ」とは言われていないことを聞き、見えてないことを見て、知ることができないことを知ることです。
まとめ
アロハ・スピリット(アロハ精神)はハワイにおいて、法として定められるほど大事なものなのだということが分かりました。
また、ハワイの「調和」「同調」「控えめさ」は日本の文化にも通じるものがあります。日本人にとってハワイが人気の旅行先というのもなんだか理解ができますね。