今回はハワイの電気代が新しい料金体系に大きく変わるというニュースです。ハワイの電気を提供するのはハワイ電力なのですが、まずは2023年夏から、試験的に特定の世帯で新しい料金体系の導入をする予定だそうです。
それでは、ハワイの電気代がどのように変わるのか詳しくご紹介したいと思います。
ハワイの電気の新しい料金体系(2024年後半または2025年)
ハワイの電気の新しい料金体系は電気を使用する時間によって費用が変わります。
電気料金は下記3つの時間枠に分けられる予定です。
1)日中:午前9時~午後5時
2)夜ピーク:午後5時~午後9時(日中料金の3倍)
3)深夜:午後9時~午前9時(日中料金の2倍)
具体的な料金は公益事業委員会(Public Utilities Commission)による審査があるため、まだ最終決定されていませんが、試験的プログラムでは夜ピーク料金は日中料金の3倍、深夜料金は日中料金の2倍になる予定です。
2024年後半もしくは2025年には、全てのハワイ電力のお客さんを新しい料金体系に移行するとしています。
なぜ新しい料金体系になるのか?
新しい料金体系は電気の販売価格を実際の発電コストに比例させることができるようになるそうです。昼間はソーラーやストーレッジといった低コストの電気ソースになる予定のようです。
公益事業委員会のアサンシン氏によると、電気を使用する時間は消費者が選択する自由があるとしていて、使用量をコントロールすることができると話しています。
また、電気代を都度確認したりすることができるようになるそうです。ライフスタイルを変えたり、充電のタイミングを調整したりして、電気の使い方を変えれば、結果的にハワイの電気エネルギーの最大限活用に繋がるとそうです。
電気代が安い日中に消費量の多い電化製品を利用しよう
ハワイ電力は、試験プログラムに参加する世帯に、乾燥機など、多くの電力を使う電化製品の利用を日中や週末にするように呼びかけています。我が家は仕事が終わってから、夜、洗濯をしたりしているので、今後昼間にできるだけするようになるのかなと想像しました。
なお、電気代を最も使うのはエアコン、給湯装置(お風呂、シャワーやシンクなどのお湯)、冷蔵庫、乾燥機だそうです。
電気代の上昇について
参考までにハワイの電気代は2022年1月から24%上昇しています。ワイキキに住む我が家の電気代を確認すると、2022年1月が1kwhあたり38セントで、2023年1月は48セントなので、1年で約26%アップしました。
最後に
最もみんなが家にいる時間の電気代が日中の3倍とは結構な差ですよね。日中の電気代は安くなるとはいえ、夜の電気代が高くなると少し不安も感じますが、きっと工夫をしてなんとかなるのだろうと思います。夜の電気代が高くなれば、節電モードにもなるので、環境には良いのかもしれないと思いました。
また、ホテルなどに滞在するときもお部屋の電気をついついつけっぱなしにしてしまうことがありますが、これからはさらに気をつけようと思いました。ホテルの電気代が上がれば宿泊料金も上がるので、些細なことかもしれませんが、一人一人にできることをやっていけたらと思います。