米下院、旅行者へのワクチン接種義務の廃止を可決

米下院、旅行者へのワクチン接種義務の廃止を可決

アメリカの下院は2月8日(水)に、アメリカに入国する外国人旅行者へのコロナワクチン接種の証明提示義務を終了する案に投票をしました。投票は 227 対 201 で、賛成という結果でした。この法案に反対票を投じた共和党議員はおらず、7人の民主党員が共和党員に加わった形になりました。

バイデン政権は2022年6月に、アメリカに到着する旅行者に対して陰性証明を提示する義務を撤廃しましたが、いまだに外国人旅行者に対するワクチン接種要件を解除していない状態です。

上院が撤廃の法案を取り上げるかどうかは明らかになっていません。ホワイトハウスは2月7日(火)に、ワクチンの必要性を主張し、法案に反対していることを述べました。

なお、アメリカはコロナの緊急事態宣言を5月11日に終了する予定で、ホワイトハウスはその際に外国人旅行者のワクチン接種義務に関しても見直しをすると述べています。

米国旅行協会は「外国人旅行者によるアメリカ入国の際のワクチン接種義務」の撤廃を呼びかけており、下院による撤廃賛成の投票結果を歓迎しています。

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この記事を書いた人

【山内マーシャ】神奈川県出身。19歳まで日本で育った日米ハーフです。夫と2012年にハワイ、オアフ島へ移住。実はイギリスにも10年住んでいたことがあります。ロンドン大学で社会研究論の修士号を取得し、しばらくイギリスで勤務。現在はホノルルで夫のオーダーメイド家具の事業を手伝っています。

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