「パンデミック後、ハワイの治安が悪化している」と感じているハワイ在住者として、とても心配です。直近で言うと、アラモアナ・ショッピング・センターで無差別に酸をかけられるという事件がありました。被害にあったのは、割と最近、海外からハワイに引っ越して来た若い方。重傷を負ってしまい、本当に気の毒です。また、ハワイでは閉店しているお店の、夜中の強盗も増えています。
ハワイに旅行にいらっしゃる方には悪い体験をしてほしくないです。私がハワイに移住してから身につけた自己流の危険を察知する方法と問題に巻き込まれないようにするコツをご紹介します。最近ハワイに引っ越してきた方のご参考にも、なるかもしれません。
こちらのブログでどのようにハワイの治安についてご紹介すれば良いか、すごく悩みましたが、オブラートに包んでもきちんと理解してもらえないと思うので、ストレートに書くことにしました。
内容がお気にさわってしまう場合もあるかもしれませんが、この情報はできる限り日本からハワイに来ている方の問題に巻き込まれるリスクを下げるために書いていますので、ご了承いただけましたら幸いです。ありがとうございます。
ご注意
こちらの記事の内容は100％自己防衛をするものではありません。自己責任のものとお読みください。
《質問》このエリアは安全ですか？ 《答え》どこも100％安全と言えない
「このエリアは安全ですか？」と特定の場所を指して、インスタのフォロワーさんからよく聞かれます。「危ないエリアと比較すると安全」だったり、「昼間は心配せずに歩ける」など頭をよぎるのですが、やはりここはアメリカ。
どこにいても危険はすぐそこに。危険な人物は突然現れます。夜ではあったものの、アラモアナで酸をかけられた子も、まさか突然危険が現れると思ってもいなかったと思います。
とはいえ、私が個人的に危ないと思っているエリアをいくつかご紹介します。全ての危険なエリアを網羅しているわけではありませんので、ご了承ください。
・夜のビーチ側のカラカウア通り
・クヒオ通り
・カピオラニ公園
・公園のお手洗い
・どこにいても、暗い場所／道は危険
・どこにいても、ひと気がない場所／道は危険
・ワイキキやアラモアナのマクドナルド
・アラワイ
・ウォールマート（特に夜）
・アラモアナショッピングセンターの駐車場
・ヒルトンハワイアンビレッジの前にある、石がごろごろしている小さなビーチ
・ダウンタウン
・カリヒ
・ワイマナロやワイアナエ
など
私自身も怖いと感じた瞬間
私自身、海外在住歴20年以上。ハワイに住み始めて12年目になります。危機感は高い方で、何かあってもあまり動じないのですが、最近私自身も怖いと感じた瞬間がいくつかありましたので参考のためにリストアップしますね。
・自宅の駐車場での出来事（1年ぐらい前）
朝、小学生の息子を学校に連れていくために自宅マンションの駐車場に停めている車に乗り込もうとしました。すると、車の後ろにホームレスの方が地面に寝ていて、ものすごく驚きました。思わず「きゃっ」と声が出て、そのホームレスはすぐに立ち上がって去ってくれたので良かったですが、「何かしてくる」と言う可能性もあるので、本当に怖かったです。
・カパフルのセーフウェイでの出来事（1ヶ月ぐらい前）
陽が暮れてから、カパフルのセーフウェイで足りない食材を買いに行ったのですが、お会計を済ませて、お店を出たら、バイクに乗った3人組の若い人たちがセーフウェイの入り口で止まって、お店の中を見ながら笑っているのを目にしました。もしかして、強盗？万引き？と頭をよぎりました。
直感が大当たり。その若い人たちの仲間がお店から急いで出てきました。手には物を持っています。お会計していないい雰囲気。待っていたバイクの後ろに急いで乗って、皆んなそそくさと逃げていきました。
逃げる時に、私の目の前を横切ったんですが、「Sorry Aunty（おばちゃん、ごめんね）」と優しい感じで言ってきて、ゾッとしました。どんな世界になってしまったんだろうと思いつつ、何もされなくて良かったと。。
・マックでの出来事（1週間前）
数年ぶりにワイキキのカラカウア通り沿いのマクドナルドで息子とランチを食べることに。ワイキキのマックはたまに事件がありニュースになっていたりするので、大丈夫かなとすでに先入観があったのですが、やっぱり怖い場所だと個人的には思いました。
なぜかというと、路上生活者の出入りがものすごかったんです。お店の中には旅行者がたくさんいて、紛れているので、気づきづらいかもしれないのですが、いるんです。頭をテーブルの上に置いて、寝てしまっている人。水を汲みにきた人。スリのタイミングを探している人なのか、お店の中と外を何回も行き来する人。
テーブルや椅子も衛生面が気になりまし、正直ホームレスと隣り合わせでは、食欲が減り全部食べられませんでした。
ちなみに息子と行ったんですが、「テイクアウトしてビーチで食べよう？」提案したんですが、息子が頑固で、どうしてもお店で食べたいと。。そうした経緯でマックで食べることになりました。
・ウォルマート（1年半前）
ウォルマートはアメリカでは貧困層が買い物をするところと気づいたのは数年前のこと。ある日、ハワイでできたママ友達とウォルマートの話になりました。その方は私よりもハワイ歴が長い方なのですが、ウォルマートで買い物をしないと言っていました。基本的に貧困層が行く場所で、特に夜は治安が良くないと。その時は、なるほどと人ごとのように思っていタノで、それでも私はあまり気にせずにウォルマートを利用していました。
ある日、真昼間のウォルマートで買い物をしようと、車を停めてお店に入ろうとしました。すると、大きなカバンを持った男性がお店の中からでスケートボードで出てきました。セキュリティは止めようとしていましたが、お店から出た瞬間に諦めた様子。「今のは万引きだったんだ」と少し時間が経ってから理解しました。その時、ウォルマートってやっぱりちょっと危ない場所なんだなと認識しました。
・ヒルトンハワイアンビレッジの路上駐車（2年前）
パンデミック真っ最中のことなのですが、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのラグーン横にあるホノルル市の駐車場に車を停めた時のことです。2時間ほど車を停めていたのですが、車に戻ってきたら、車の腹を鍵でギーっと傷つけられていることに気づきました。初めてのことでびっくりしました。
誰がやったかは分からないのですが、ラグーンの前のビーチでは路上生活者がウロウロしています。またはその辺にいた酔っ払った人が勢いで傷をつけたのか。いづれにせよ、気がどうにかしてしまっている人が傷つけたのだろうと思います。幸い自動車保険でカバーして、持ち出しはなかったので良かったですが、びっくりしました。
こうして、書き出してみると、全てパンデミックになってからの出来事です。物価が高くなった影響なのでしょうか？不安定な生活を余儀なくされている人が増えると、どうしても犯罪やトラブルが増えてしまうのかもしれません。ハワイ州も頭をかかえていることでしょう。
・アラモアナビーチパークのマジックアイランド（半年前）
これは余談になるかもしれないのですが、週末、アラモアナビーチパークでお散歩をしていたら、自転車のパーツをたくさん集めて、修理している集団を見かけました。断定はできないのですが、盗んできた自転車を集めて、タイヤや本体を交換して分からないようにしているようでした。公園は誰でも使える場所なので、いろんな人がいます。気をつけよう！と改めて思いました。
危険を察知する力を身につけよう
正直、人通りが多い通りだからと言って油断はできません。カラカウア通りだって、ホームレスの方やきまってしまっている人などが歩いています。
もちろん気を張りすぎていては、せっかくのハワイ旅行で疲れてしまい、楽しい旅行も楽しめなくなりますよね。でも、私がハワイに移住して身につけた危険を察知する方法をぜひ皆さんにご紹介したいです。
私が使っている危険人物の見分け方はズバリこの3つです。当てはまっているからと言って危険を及ぼしてくるとは限りませんが、危険人物かもしれないので、離れることが得策と考えます。
１）足が汚い
「危険かな」と思ったら、私が一番はじめに見るのは足です。足を見れば大体わかります。汚かったり、赤くなっていたり、ひび割れしていたり、炎症していたりしています。そうした場合は、危険のリスクが高まるので、私はできるだけ遠ざかります。
この記事を書く前に、小学5年生の息子に、「危険な人は何を見ればわかる？」と聞いてみましたら、「足の指」と即答していました。そのようなことは私は具体的に息子に教えたことがなかったので、驚きました。アメリカに住んでいると自然と危険を察知する方法を身につけるものなのですね。
２）叫んでいる／1人で話している
アメリカ本土やヨーロッパなどのホームレス問題は、育った家庭環境、貧困、メンタルなどの問題が複雑に絡んでいます。路上で危ないと私が感じるのは、きまってしまっている人やメンタルに問題がる人です。想定外のことをしてくる可能性があるので、私は遠くへと離れるようにしています。
３）格好が汚い
こうしてブ文章にしてしまうと見苦しくて、社会がかかえているホームレス問題に対して悲しくなりますが、簡単に理解しててもらえるようにストレートに書きます。汚れた洋服を着ている、髪が汚い、顔が汚いなどの場合も路上生活者の可能性があります。
全ての路上生活者が悪いわけでもなく、綺麗な格好をしている人に中にも危険な人は紛れているかもしれないです。ただ、やはりトラブルに巻き込まれるリスクを下げるためにも、私はできるだけ離れます。
問題に巻き込まれないようにするコツ
ハワイはアメリカ本土に比べると安全だと言われてきましたが、治安が良いとも言えなくなってきました。ハワイ旅行をしている時に問題に巻き込まれないようにするコツをいくつかご紹介します。
・危険な人が近づいてきたら、遠回りしたり、反対側の道にまわる
・綺麗な格好をしない
・ブランド品を持ち歩かない
・話しかけらても応じないで、その場から離れる
・夜は外を1人で歩かない
・ひと気がないところを1人で歩かない
・レンタカーに乗ったらすぐに鍵をする
・車にガソリンを入れるとき、車を出たらすぐに鍵をかける
・ゴミなどが散乱している場所には行かない
・公園のお手洗いは使わないでショッピングセンターなどのお手洗いを利用する
最後に
こちらの記事では、私がハワイに移住してから身につけた危険を察知する具体的な方法と問題に巻き込まれないようにするためのコツをご紹介しました。治安が悪くなっている最近のハワイ。ぜひ皆さんも危険が迫ってきているかもしれないというアンテナを張りましょう！
