2月15日にカピオラニ公園のワイキキ・シェルで22年ぶりの復活を成し遂げたフラショー「キロハナ・フラ・ショー」ですが、実は法的問題により、新たな課題に直面しています。
先週、ハワイのニュース・メディア「アイランド・ニュース」で、フラショーの資金調達に関する問題に直面していることが報じられました。
週5日されている1時間のキロハナ・フラ・ショーは、ホノルル市とネイティブ・ハワイアン推進協議会 (CNHA) が共催しています。
フラショーの開催には、毎月$100,000以上の費用を要しています。日本円にして、毎月1,500万円以上かかっていることになります($1=150yen計算)。
今回直面している問題の論点は「利益を生むかどうか」です。無料で開放すべき皆んなのカピオラニ公園で、物販やルアウなど、利益を生む活動をしてはならないとカピオラニ公園保護協会(Kapiolani Park Preservation Society)は言います。
CNHAはキロハナ・フラショーの運営に必要な資金調達のため、夜のイベントとして、有料のマーケット(物販)やルアウショーを開催したい意向があると報じられています。ただ、利益を生む活動となると、カピオラニ公園保護協会は公園の公益信託に反する動きだと主張しているそうです。
また、カピオラニ公園保護協会は公園の無料駐車場が足りないことも問題の一部として挙げています。
私の個人的な意見になりますが、フラダンスというハワイ文化の存続、そしてハワイの観光業界を盛り上げるためにも、ぜひキロハナ・フラ・ショーを続けて欲しいです。ワイキキ・シェルでは有料のコンサートが連日開催されているので、何か妥協点があれば、と素人なりに思っています。
正直なところ、毎月$100,000かかると各報道記事で読んだときは驚きました。音響、保険、フランダンサーへの報酬、マーケティング、など色々と費用がかさむのでしょう。
有料のイベントができない場合には、頻度を減らしてでも開催が続けられたら、フラダンスというハワイの大切な文化の維持に貢献ができるのではないかと思います。