ワクチン未接種の方のためのアメリカ入国方法について調べてみました

ワクチン未接種の方のためのアメリカ入国方法について調べてみました

2023年1月の情報となります。2023年5月12日以降、アメリカ入国にワクチン証明や検査など、コロナに関連する事前準備が不要になりました。

こちらの記事では、健康上の理由により新型コロナのワクチンを打っていない方がどうすればアメリカに入国できるのか模索します。多くはないかもしれませんが、少なからずハワイに行きたいのにワクチンのことがネックで来れないということはいらっしゃるかと思います。

私自身はワクチンを打っていますが、私の周りでは「持病があるため、ワクチンが打てない」あるいは「アレルギーがありワクチンが打てない」など、様々な理由で新型コロナのワクチンを打てないでいる知人がいます。

こちらの記事はこんな方におすすめです。
・健康上の理由でワクチンを打ってない場合のアメリカ入国方法を知りたい
・持病によりワクチンを打ってないけど、アメリカに入国したい
・アレルギーによりワクチンを打てないけど、アメリカに入国したい

(ご注意)
・こちらの記事の内容は私が個人的にCDCやエアラインの情報を調べて、まとめた内容となります。
・この記事内の情報を利用したことにより、閲覧者の損害に対して、当ブログの筆者は一切責任を負いません。

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目次

アメリカ入国のルールについて(2023年1月現在)

アメリカの入国に関するルールは以前、ブログ記事で詳しくご紹介しましたが、こちらの記事でも簡単にまとめたいと思います。

アメリカの疾病対策予防センター(CDC)のルールとして、18歳以上の大人は規定のコロナのワクチンを受けていないとアメリカに入国できません。2023年1月現在、このルールは少なくても2023年4月10日まで延長することになりました。

そのため、アメリカへ入国の際に、新型コロナのワクチン接種証明の提示と宣誓書の提出が義務付けられています(※アメリカ市民、アメリカの永住者および移民ビザを持っている人々は除く)。

CDCによりますと、コロナのワクチン接種証明の提示が除外される方は以下のとおりです。

1)18歳未満の子供(Children under 18 years of age)
2)ワクチン接種に医療上の禁忌がある者(Persons with documented medical contraindications to receiving a COVID-19 vaccine)→医療機関からの公式文書が必要です
3)緊急の渡航により除外される方(Persons issued a humanitarian or emergency exception)→CDCにリクエストを送る必要があります。

健康上の理由でワクチン接種ができない方のアメリカ入国について

今回、こちらの記事では2)の医学的な理由によりワクチンが打てない方のための情報を探してみました。すると、CDCのホームページには医学的に健康上の理由でワクチンの接種ができない場合の提示書類についてこのようなQ&Aの記載がありました。↓

Q: What do I need to show if I have a medical contraindication to receiving a COVID-19 vaccine?

A: You must show a letter from a licensed physician documenting the medical contraindication to the airline or aircraft operator before boarding a flight to the United States.

The letter
– Must be signed and dated on official letterhead that contains contact information (name, address, and phone number) of a licensed healthcare provider.
– Must clearly state that you have a medical contraindication to receiving a COVID-19 vaccine. The name of the COVID-19 vaccine product and the medical condition must both be listed.
*Medical contraindications to COVID-19 vaccination include immediate or severe allergic reaction (e.g., anaphylaxis) after a previous dose or component of a COVID-19 vaccine or known allergy to a component of a COVID-19 vaccine.
– Must have sufficient personally identifiable information (full name plus at least one other identifier such as date of birth or passport number) to confirm that the letter matches with your passport or other travel information.

If your letter is in a language other than English, check with your airlines or aircraft operator to find out if translation of the letter is necessary for their review.

こちらの日本語の意訳を用意してみました。正確な翻訳ではないことをご了承ください。

Q: 医学的な禁忌により、新型コロナのワクチン接種を受けることができない場合はどのような書類を用意するべきでしょうか?

A: 免許を保持している医者から「医学的な禁忌により、新型コロナのワクチン接種を受けることができない」ことを証明する公式文書を航空会社へ提示してください。

医療機関の医者からの公式文書は、以下全ての要件を満たす必要があります。

・文書は公式な医療機関のレターヘッドが使用されていて、医療機関/医師の名前、住所、電話番号などの連絡先が記載されており、日付が明記されていて、且つ、署名がされていること。
・文書に新型コロナ(COVID-19)のワクチン接種の禁忌について明記していること。禁止されているワクチンの名前と持っている病状の名前も記載。
・新型コロナ(COVID-19)のワクチン接種の禁忌は、新型コロナのワクチン接種による突然もしくは重度のアレルギー反応(アナフィラキシー)も含まれます。
・文書にパスポートや渡航書類の情報と一致する個人情報が含まれていること。フルネーム(名前)と生年月日(もしくはパスポート番号)などの個人情報が文書に記載されていれば良い。

医療機関からの文書が英語でない場合、航空会社に翻訳が必要か相談してください。

アメリカに入国の際、ぬきうちで書類などが確認されることがあるそうです。アメリカ側の空港で英語で書かれていない書類を提示した場合、空港の方が読めなくてトラブルになる可能性があります。

そうしたことから、英語の公式文書を用意することをおすすめしている航空会社が多いようです。日本語の文書しか用意できない場合、翻訳と翻訳証書があればOKなのか等、詳しくは航空会社にご相談ください。

また、航空会社によって必要な書類も異なるようですので、医学的な理由でコロナのワクチンが打てない方でアメリカに入国されたい方は一度航空会社へ直接ご相談ください。例えば、ANAは宣誓書を2つ用意するよう旅行者へ求めています。一つは日本の出発空港でANAのチェックインスタッフへ提出するための1通と、自己隔離が終了するまで携帯するための1通です。

アメリカ入国後、検査を受ける義務がある

医学的理由で新型コロナのワクチンが打てない方でアメリカに入国する場合、アメリカ入国後3日〜5日の間にコロナの検査を受けることが義務付けられています。

宣誓書に義務の内容が記載されています。最新の宣誓書はCDCのホームページからAttestation(宣誓書)という書類をダウンロードしてください。

EXCEPTION: Medical contraindication to an accepted COVID-19 vaccine as determined by CDC:

I attest that I am (or the person I am attesting on behalf of is) excepted from the requirement to present Proof of Being Fully Vaccinated Against COVID-19 and made the following arrangements (must check all boxes in E and then sign Attestation).
– To be tested with a COVID-19 viral test 3-5 days after arriving in the United States, unless I have (or this person has) documentation of having recovered from COVID-19 in the past 90 days; and
– To self-isolate for a full 5 calendar days and properly wear a well-fitting mask any time I am (or this person is) around others during my (or this person’s) isolation period and for an additional 5 days after ending isolation,
• if the result of the post-arrival viral test is positive, or
• if I develop (or this person develops) COVID-19 symptoms.

日本語意訳を用意してみました。

CDCが認定する新型コロナのワクチンを禁忌
私 (または私が代理人として証明している人) は、新型コロナのワクチン接種証明の提示義務が免除されているため、次のことを宣誓します。
 - アメリカに到着してから3日から5日の間にコロナの検査を受けることを宣誓します(過去90日間に新型コロナから回復したという文書を持っている場合は不要)。
 - 到着後のコロナ検査の結果が陽性だった場合、または新型コロナの症状を発症した場合は5日間の自主隔離をします。自主隔離を他の者とする場合には自主隔離をしている間は、フィットしたマスクを着用することを誓います。また、5日間の自主隔離終了後、さらに5日間はフィットしたマスクの着用をします。

追記:読者様からのご好意で在日アメリカ大使館の資料をお送りいただきました。とても参考になるので、リンクを貼っておきますね。↓

https://www.us.emb-japan.go.jp/j/announcement/faq-covid19-vaccination-proof.pdf

まとめ

CDCのホームページに掲載されている内容を読んでみた結果、健康上の理由でワクチンを打てない場合にはCDCの規定を満たす英語の公式文書を用意して航空会社へ提出する必要があることがわかりました。また、その場合、アメリカ到着後到着後3日〜5日の間にコロナの検査を受ける必要があることも分かりました。

ルールは常に変わっていて、流動的ですので、ワクチンを打っていない方でアメリカへの渡航をお考えの方は、航空券を買う前に航空会社へ相談していただいて、事前に確認をすると、より安心です。

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この記事を書いた人

【山内マーシャ】神奈川県出身。19歳まで日本で育った日米ハーフです。夫と2012年にハワイ、オアフ島へ移住。実はイギリスにも10年住んでいたことがあります。ロンドン大学で社会研究論の修士号を取得し、しばらくイギリスで勤務。現在はホノルルで夫のオーダーメイド家具の事業を手伝っています。

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