アメリカでテイクアウトしたとき、チップは必要?不要?

テイクアウトのチップは必要か不要か?チップは罪悪感から払うものではない?

ハワイをはじめ、アメリカを旅行する人々にとって、なかなか慣れないのがチップの文化です。今回はテイクアウト時のチップに焦点を置き、チップが必要かどうかについてお話ししたいと思います。

目次

チップについて

私はハワイに住みはじめたのが2012年なので、渡米して11年目になります。私自身、最初はレストランやショップに行くたび、チップの支払いに戸惑いました。

そもそもチップに慣れていないと、チップを払うべきシチュエーションなのかどうかの判断が難しかったりしますよね。また、どれぐらいチップを払うべきか、どのようにチップを払うのか等たくさんの疑問が出てきます。チップの正しい払い方についてはこちらの記事(チップの基礎)をご確認ください。

テイクアウト時のチップについて

そして、ここ最近の傾向で気になっているのが、テイクアウトの際にクレジットカードで支払うための画面上で、チップを選択するスクリーンが出てきます。これはNo Tipを選んでいいのでしょうか?

そこで考えるのが、「そもそもチップとは何か?」ということ。レストランやホテルなどで、ウェイターやスタッフによるサービスを受けた場合に、その「いただいたサービス」に対してチップを支払います。

では、テイクアウトをした場合はどうなのか?ほとんどサービスをしてもらっていないのに、チップは必要なのでしょうか。

例えば、レストランでのテイクアウトは、テイクアウト用の箱に入れてくれたし、フォークやナイフ、手提げ袋を用意してくれたらチップを払うのか?

あるいはフードコートで、ブースから一歩も出てきていないスタッフにチップを払うのか?

アメリカに住むみんなはテイクアウト時のチップをどうしているのか?

アメリカに住むみんなはどうしているのか何名かのお友達に聞いてみました。

・スタバなどでコーヒーを買ったときは$1のチップをあげたり、あげなかったり。
・テイクアウトのときは一切チップを払わない。クレジットカード決済でも必ず「No Tip」を選択してる。
・たくさんのテイクアウトオーダーをしたときは$3-$4チップボックスに入れてる。
・店員さんを目の前にしてチップの支払い画面を見ると、どうしても罪悪感が出てきて15%払ってしまう。
・ファーストフードはチップをあげていない。
・好きなカフェは無くなってほしくないからチップを残す。
・お釣りでもらった小銭だけチップのボックスに入れてる。
・高級レストランのテイクアウトのときはチップを10%渡してる。

ここからは私の意見になりますが、基本的にフードコート、セルフサービスのカフェ、ファーストフード店などはチップを払う必要はないと思います。ただ、テイクアウトでも素敵なサービスを受けられて、チップを気持ちとして渡したいのであれば、チップをあげると良いと思います。

ちなみに私はセルフサービスのときはチップを原則払いません。作ってくれたお料理に対して代金は払っているからという理由でそうしています。また、セルフサービスの場合、自分で注文をしに行って、自分で食べ物を取りに行かなくてはなりません。それなのに、サービス料を払う必要がないなと感じるんです(サービスをしてもらっていないので)。

ただ、レストランのテイクアウトをするときはわざわざ箱に入れてくれたりするので、そのサービス費用としてチップを渡します。

Guilty Tipping(ギルティ・ティッピング)とは?

実は私は最近までフードーコートやカフェなどでのテイクアウトの際には負けた気分で仕方がなく15%を選んだりしていました(笑)。というのも、カード決済のときにIpadを見せられてチップを選んでくださいという画面が出てくるんです。そのときに店員さんが見ていますし、なんだか払わなきゃいけない雰囲気があります。

そこで私は考えたのはセルフサービスのお店を利用するときはキャッシュを利用するということです(笑)。そうすれば、チップを無理やり15%支払う必要がありません。どうしてもカードで払わなきゃいけない場合は勇気を出して「No Tip」を押します(笑)。

そもそもなんで、テイクアウト時に「チップを払わなきゃいけない雰囲気」があるのか。冷静に考えると不思議です。調べてみると、Guilty Tipping(ギルティ・ティッピング)という言葉が出てきました。

Guilty Tipping(ギルティ・ティッピング)について調べてみると、まさに私が感じていたことを他の大勢の方が感じていたよことが分かりました。店員さんを前にチップを払わないという選択肢をするのは恥ずかしいし、チップを払わざるおえない雰囲気があります。罪悪感を感じチップを払うことを説明するために、Guilty Tipping(ギルティ・ティッピング)という言葉ができたそうです。

最後に

こちらの記事ではテイクアウト時のチップについて考察しました。個人的な見解になりますが、私はフードコート、カフェなどのセルフサービスのシチュエーションでのテイクアウト時は基本的にチップは不要だと思っています。ただし、レストランなどでわざわざテイクアウトを用意してくれたような場合には私はチップを払います。あとは、お友達のお店に行ったときにディスカウントをくれたときなど。また、セルフサービスなのに、席まで飲み物や食べ物を持ってきてくれるといったサービスをしてくれた時などもチップを渡したくなります。

なお、アメリカのレストランで働くウェイターさんはチップがもらえる前提で時給が低く設定されています。レストランなどサービス業で働く人々(ウェイターやベルマン、ハウスキーピング、マッサージセラピストなど)にとってチップは大事な収入ですので、15%〜20%のチップを必ず置いていきましょう。

今後のアメリカ旅行、ハワイ旅行の参考になればと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!Aloha!🌺

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この記事を書いた人

【山内マーシャ】神奈川県出身。19歳まで日本で育った日米ハーフです。夫と2012年にハワイ、オアフ島へ移住。実はイギリスにも10年住んでいたことがあります。ロンドン大学で社会研究論の修士号を取得し、しばらくイギリスで勤務。現在はホノルルで夫のオーダーメイド家具の事業を手伝っています。

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