ココクレーター植物園をご紹介(8月訪問)

ココクレーター植物園

今回は植物が好きな方であれば気になるであろう「ココクレーター植物園(Koko Crater Botanical Garden)」をご紹介します。ここの植物園は他と違い、中南米、アフリカの植物、ハワイ・太平洋の植物が揃っています。中には絶滅危惧種の植物もあり、見応えのある植物園です。サボテンやヤシ、バオバブの木など、日本ではなかなか見ることができない木々も。

それでは実体験をもとに、ココクレーター植物園の見どころついてご紹介したいと思います。

目次

ココクレーター植物園の概要

ココクレーター植物園の入り口
ココクレーター植物園の入り口

ココクレーター植物園のいちばんの見どころは、アフリカ大陸やマダガスカル、中南米といった乾燥地帯の植物です。オアフ島内で乾燥地帯の植物がこれほど集まっている植物園はここだけです。

ここの植物園は1時間半ほどで周れる約3.2kmのハイキングコースです。ワイキキから車で30分ほどの場所にあります。オアフ島の東海岸、ハワイカイと言う地域です。東京ドーム5つ分の広さと言うので大きな敷地です。

駐車場があるので利用しやすいハイキングコースです。逆に車でないと不便な場所にあります。

ココクレーター植物園(Koko Crater Botanical Garden)
7491 Kokonani Street, Honolulu, HI 96825
入場料:無料
開園時間:日の出〜日没
休園日:12月25日、1月1日
所要時間:1時間半
駐車場:あり
地図:https://www.honolulu.gov/rep/site/dpr/hbg_docs/kokoMAP.gif

(お願い)お出かけの際には、各自Google Map、iPhoneの地図アプリなどで行き方(バス停、路線、行先など)をご確認ください。ザ・バスの公式アプリは少し使い方が難しいですが、利用されている方も多いようです。

ハイキングの難易度

ココクレーター植物園の景色

ハイキングと言ってもココヘッドのような難しさは全くなく、難易度は低いです。強いて言うならば、影がほぼありませんので、熱中症に気をつけなくてはいけないハイキングコースです。帽子や日傘を持参して、日焼け止めやお水も忘れずに。

ベビーカーには不向きなハイキングです。ゴツゴツした岩道が多いです。小さな丘を多少上がる場所もあります。

ココクレーター植物園に行ったきっかけ

実は私は日本のお友達がハワイ旅行中に行かないかと誘われて来たのがきっかけで、こちらの植物園を知ることができました。そのお友達は自宅で園芸を日本で楽しまれていて、ハワイの気候でどのように乾燥植物が生殖しているか見学したいとのことで、ご一緒することになりました。

ココクレーター周辺は非常に暑く、乾燥した気候なので、アフリカや中南米の植物が大きく元気に育っています。ハイキングをしていると、大きなサボテンや木々を見て、乾燥地帯の植物にとっては理想的な環境なのだとお友達は納得していました。

ココクレーター植物園の駐車場とスタート地点

まずはこちらの入り口から敷地の方へと進みます。

ココレーター植物園への入り口看板

突き当たりを右に曲がります。

ボタニカルガーデンへの行き方

ここに植物園があるの?と思わせる雰囲気ですが、先へと進みます。奥に見えるのが駐車場です。

ボタニカルガーデンへの行き方を解説

駐車場エリアに到着。

ココクレーター ボタニカルガーデンの駐車場

車を停めたら、ハイキングコースの方へと進みます。はっきりとした入り口のサインがないのですが、ここが入り口になります。↓

ココクレーター ボタニカルガーデンの入り口はここ

中に入ると案内があります。↓

ココクレーター ボタニカルガーデンの案内

案内のすぐ先には二つに分かれている道があります。看板がありますので、ルート順に沿ってハイキングをします。

ココクレーター ボタニカルガーデンのハイキンコーススタート地点
ココクレーター ボタニカルガーデンのお散歩道スタート地点

大きく分けて4つのエリア

ココクレーター植物園は4つのエリアがあります。

1) 太平洋エリア

ここは小さめのエリアです。ハイビスカス、ブーゲンビリアなど太平洋の植物があります。ちょっと変わったハイビスカスの種類もありました。

2) 中南米のヤシとサボテンエリア

入り口付近にはプルメリアの木がウェルカムしてくれるのですが、歩いていくとヤシとサボテンのエリアに到着です。アガヴェの植物もあります。

中南米のヤシとサボテンエリア

様々なサボテンがあり、非常に見応えがあります。一緒に行ったお友達から教えていただいたのですが、サボテンのトゲは、乾燥地帯の過酷な環境に適応するために葉っぱからトゲへと進化したそうです。動物に食べられないようにしたり、トゲを使って温度調節をしたり、水分を吸収しやすくするといった機能があると聞いて納得です。

3) ハワイエリア

ぜひ、ハワイの木、コア(koa)やウィリ・ウィリ(wili wilii)をご覧になってみてください。どちらも古代ハワイアンの歴史において重要な樹木です。

コアはイオラニ宮殿でも使われているハワイでしか生殖していない木です。今では、希少価値のある高価な木材です。ウィリウィリは、昔からサーフボードやカヌーなどの材料として使われてきた木です。

他には、ハワイのハイビスカスやガーデニアの木も見ることができます。

4) マダガスカル・アフリカエリア

歩いているとだんだんトロピカルになってきて、今度はマダガスカルとアフリカの植物のエリアです。他のエリアに比べて大きくて、バオバブ、モリンガ、ラメリー、ソーセージツリー、コーラルツリーなど、種類も豊富です。

ココクレーターのアフリカの木を観察

プルメリアの木々について

確かにココクレーター植物園では様々なプルメリアの木を見ることができますが、個人的には、アフリカやマダガスカルの植物の方が見応えがあると感じました。私が勝手に想像していたのが良くないのかもしれませんが(💦)、プルメリアの木がたくさんあって、満開のお花を期待していたのですが、意外にも控え目でした(8月訪問)。あくまでも私の見解なので、一つの意見として受け止めていただければと思います。植物園さんごめんなさい!

なお、プルメリアのシーズンは5月上旬から10月下旬までです。

綺麗なお手洗いがないので、要注意です

入り口から歩いて5分ほどでしょうか、簡易トイレが用意されています。私のように、簡易トイレが苦手な方には厳しいものがあります(笑)!

最後に

こちらの記事では、ココクレーター植物園をご紹介しました。1時間半のハイキングですが、ずっと陽にあたるので、やはり体力は使います。水分補給や日よけ対策はして行きましょう!マカプウ岬のハイキングもおすすめなので、またご紹介したいと思います。

ココクレーター植物園で記念撮影
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この記事を書いた人

【山内マーシャ】神奈川県出身。19歳まで日本で育った日米ハーフです。夫と2012年にハワイ、オアフ島へ移住。実はイギリスにも10年住んでいたことがあります。ロンドン大学で社会研究論の修士号を取得し、しばらくイギリスで勤務。現在はホノルルで夫のオーダーメイド家具の事業を手伝っています。

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